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甲状腺腫瘍のテロメラーゼ活性とp21,Rb蛋白発現との関係

研究課題

研究課題/領域番号 08671371
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関徳島大学

研究代表者

高橋 敬治  徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (60236271)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード甲状腺 / テロメラーゼ / p21 / Rb
研究概要

1,p21およびRB蛋白の免疫組織学的検討
乳頭癌38例、濾胞腺腫12例、非腫瘍性組織36例をPFA固定の後凍結切片を作製し、microwave処理を行った。SABC法にて染色した(一次抗体:抗ヒトp21マウスモノクローナル抗体,抗ヒトRBマウスモノクローナル抗体)。p21の陽性率は乳頭癌47%,濾胞腺腫33%,非腫瘍性組織14%であった。乳頭癌が非腫瘍性組織より有意に陽性率が高かった(p<0.01)。乳頭癌におけるp21陽性率と臨床所見(腫瘍径,甲状腺外浸潤,リンパ節転移)では、p21陽性例の9.4%にリンパ節転移を認めたが、p21陽性例のリンパ節転移は50%しか認められなかった(p<0.01)。RB蛋白の陽性率は乳頭癌26%,濾胞腺腫33%,非腫瘍性組織11%であった。腫瘍性病変(乳頭癌+濾胞腺腫)が非腫瘍性組織より陽性率が高い傾向を示した(p=0.06)。乳頭癌におけるRB陽性率と臨床所見を検討したが、有意な関係は認められなかった。乳頭癌におけるp21とRB蛋白の発現の関係を検討したが、両者間に相関はなく各々独立した因子と考えられた。
2,甲状腺腫瘍のテロメラーゼ活性
甲状腺腫瘍をhomogenizeし16000g遠心分離し、上清をsampleとして使用した。また継代培養された細胞株を陽性controlとした。sampleをRNase処理しかつ85℃10分反応させたものを陰性controlとした。TS primerをγ^<32>P-ATPでラベルし、CX primer,dNTP,Taq,TRAP buffer,Sampleを加えPCRを施行した。その後12%PAで電気泳動を行い、ladderの有無でテロメラーゼ活性を判定した。PCRのアニーリング温度を55℃,58℃,59℃と行ったが、陰性controlにも非特異的ladderがみられ、60℃では陽性controlにのみladderが見られた。甲状腺腫瘍のテロメラーゼ活性が弱いために高感度でなければ測定できないのか、実験系に問題があって甲状腺腫瘍のテロメラーゼ活性が測定できないのか検討中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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