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乳癌細胞のホルモン依存性喪失過程の解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08671372
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関徳島大学

研究代表者

駒木 幹正  徳島大学, 医学部・附属病院, 講師 (60215382)

研究分担者 井上 洋行  徳島大学, 医学部, 助手 (80253186)
三木 仁司  徳島大学, 医学部, 講師 (40219605)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード乳癌 / DMBAラット乳癌 / ホルモン依存性 / エストロゲン レセプター / c-erbB-2 / 免疫組織化学
研究概要

本年度はエストロゲン依存性DMBA誘発ラット乳癌実験系を用いて、ラット乳癌細胞のER(Estrogen Receptor)とc-erbB-2癌遺伝子の蛋白レベルおよびmRNAレベルにおける発現を解明し、さらに卵巣摘出による内因性エストロゲンの除去が、ERおよびc-erbB-2蛋白発現に与える変化を解明することとした。今回の実験結果を列挙する。
(1)DMBAにより誘発させ、ラットに乳癌癌腫が触知されるまでの間、ラット乳腺を採取し、ERおよびc-erbB-2蛋白の局在を観察したところ、腫瘍細胞の発現前では、ラットERはほぼ全乳腺細胞に高度に発現していた。c-erbB-2蛋白はmammary ductの辺縁部に軽度発現するものが散見された。mRNAレベルでの観察で、c-erbB-2mRNAは発現していなかった。(2)DMBA誘発ラット乳癌が触知された後、2週ごとに癌腫を採取し、ラットERおよびc-erbB-2蛋白の局在を観察した。結果、1.ラットERの癌腫内におけるER陽性細胞率は第0週より4-20週まで(中央値8週)、ほぼ100%であった。その後、ER陽性細胞率はlogarithmicに減少することが観察された。2.c-erbB-2蛋白の癌腫内における蛋白陽性細胞率は第0週より6-16週まで(中央値10週)、5%未満で推移した。その後、蛋白陽性細胞率はgraduallyに増加したが、個体による変動差が高かった。(3)DMBA誘発ラット乳癌触知後、2週ごとに癌腫を採取し、ラットERおよびc-erbB-2mRNAの局在を観察したが、ラットERmRNAについては結果が得られなかった。c-erbB-2mRNAの局在は、c-erbB-2蛋白の陽性細胞率が30%を越えない場合は観察できなかった。
癌腫触知後、卵巣摘出により内因性エストロゲンを除去したラットを用いて前項の実験を行い、現在解析中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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