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再潅流障害における血管内皮細胞の細胞障害、機能障害について

研究課題

研究課題/領域番号 08671386
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関帝京大学

研究代表者

宮澤 幸久  帝京大学, 医学部, 教授 (60143442)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1996年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード内皮細胞 / 低酸素再酸素化 / 再潅流障害 / サイトカイン
研究概要

1.ヒト臍帯静脈由来内皮細胞(以下HUVEC)を用い、低酸素環境下(O_21%以下,CO_25%,N_294%)におき再酸素化することにより実験を行った。まず,HUVECを2時間の低酸素環境下におき再酸素化し経時的にその上清を採取し,上清中に産生されるIL-1,IL6,TNF,TFを測定した。2時間の低酸素ではIL-1,TNF,TFの産生は見られなかったが,IL6は再酸素化後6時間めから産生が見られるようになり経時的に増加した。低酸素時間を6時間にした場合ではIL6の産生は,再酸素化直後から産生が見られるようになり,その産生量も2時間の低酸素群と比較しても高値を示していた。また,IL-1の産生は低酸素時間を6時間にした場合において再酸素化後4時間でその産生を見た。その後IL-1の産生量は時間経過と共に減少した。PGI_2の産生は2時間の低酸素により減少した。^<51>Cr-release法による細胞障害は2時間の低酸素再酸素化群では有意な差は見られなかったが低酸素時間を6時間にするとHUVECの細胞障害が見られた
2.HUVECに対してニスタチンによるperforated patch techniqueを用いて膜電流を測定したところ内向き整流性のK電流が確認された。これに対して,NO donorであるSNAP(10μM)による刺激を与えるとHUVECの内向き整流性のK電流は減弱する傾向が見られた。
IL-1,IL6,TNF,TFおよび^<51>Cr-release法による細胞障害に関しては第24回血管外科学会総会において発表した。PGI_2の産生に関しては第97回外科学会総会において発表する予定である。HUVECから得られた電流に関しては第38回脈管学会総会において発表する予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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