研究課題/領域番号 |
08671394
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
落合 正宏 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (00051772)
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研究分担者 |
浦口 貴 藤田保健衛生大学病院, 医員 (70288489)
谷口 正美 藤田保健衛生大学, 医学部, 助手 (40278297)
船曳 孝彦 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40084537)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 癌性腹膜炎モデル / VX_2株 / アポトーシス / TUNEL法 / 温熱化学療法 / 家兎癌性腹膜炎モデル / Vx2株 / 温熱療法 / 癌性腹膜炎 / Apoptosis / 動物実験 |
研究概要 |
当教室で確立した家兎癌性腹膜炎モデルを用いて、開腹下腹腔内潅流法による温熱化学療法の効果について検討した。日本白色家兎の腹腔内に1x10^6個のVx2腫瘍細胞を投与して癌性腹膜炎家兎を作成し、3週後に麻酔下に開腹し30分間の潅流実験を行った。潅流方法は38℃の生食水のみ(コントロール群:A群)、43℃加温生食水(温熱療法単独群:B群)、A+CDDP 20mg(化学療法単独群:C群)、B+CDDP 20mg(温熱化学療法群:D群)を恒温槽とポンプを用いて潅流した。 【結果】1)肉眼的効果判定ではA群は全例(n=6)PD、B群はPD11/15、NC4/15、C群はPD4/10、NC6/10、D群ではPDはなく、NC8/11、PR3/11を認めD群が最も有効であった。2)BrdU L.I.はA群では12.6±7.6、B群では13.8±4.8、C群では15.2±5.0、D群では20.6±4.0、D群でやや高い傾向にあったが統計学的には有意ではなかった。3)Ki-67 L.I.はA群29.3±6.2、B群32.0±7.6、C群29.2±3.7、D群42.8±5.2でD群が有意に(P<0.01>高値を示した。4)TUNEL法によりapoptosisの発見を見ると、A群のapototic indexは3.8±2.8、B群では11.0±6.3、C群では18.6±9.8、D群では38.0±29.4であり、D群はA・B両群に対して有意に(p<0.01>、C群はA群に対して有意に(p<0.05>高値を示した。5)血中Pt濃度はD群が、腫瘍内Pt濃度はC群が高い傾向にあった。6)副作用として血清creatinin、BUN、K値はC、D両群において有意に(p<0.05>高値であった。【考察】D群における増殖期細胞比率の増加とapoptotic index の高値は、温熱化学療法が腫瘍細胞の細胞周期に変化を及ぼし、その結果抗腫瘍効果が増強しapoptosisが誘導されたものと考えられた。
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