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ヒト大腸腫瘍の増殖進展とtelomerase活性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08671464
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

佐藤 久芳  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (00254037)

研究分担者 安藤 善郎  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (80244383)
土屋 敦雄  福島県立医科大学, 医学部, 助教授 (10117674)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード大腸癌 / テロメラーゼ / テロメア / p53 / two-stage mechanism / 細胞老化
研究概要

大腸癌の発癌、進展におけるtelomerase活性-半定量化による解析
(目的)telomeraseは、染色体末端のtelomereを維持し染色体の安定化をはかるとともに、癌の進展と細胞の不死化に重要な役割を果たしていると考えられている。我々は大腸癌発癌過程におけるtelomerase発現の意義について検討した。(対象)手術によって得られた腺腫13例、早期癌9例、進行癌32例、転移巣5例、非癌部粘膜30例を対象とした。(方法)Oncor社のキット(TRAP-eze^<TM>)を用いTRAP法に準じて行い、半定量化した。(結果)telomerase陽性率と活性値の平均は非癌部(13.3%、18.0)、腺腫(15.4%、29.9)、早期癌(77.8%、65.8)、進行癌(93.8%、97.0)、転移巣(100%、161.3)であった。臨床病理学的諸因子との関連では腫瘍径6cm以上、組織型では低分化型および粘液癌で有意に(それぞれp=0.009、0.001)活性値が高く、深達度mp以深の癌で活性値が高い傾向(p=0.08)にあった。さらに腫瘍マーカーとしての意義を検討するために非癌部の平均活性値の2倍をcut off値に設定するとsensitivity 0.89,specificity 0.98,accuracy 0.93であった。(結語)telomeraseは大腸癌の発癌、進展に重要な役割を果たしており、cut off値の設定により腫瘍マーカーとしても有用であることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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