研究課題/領域番号 |
08671486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
吉田 和彦 東京慈恵会医科大学, 外科学講座第1, 講師 (90191577)
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研究分担者 |
藤川 亨 東京慈恵会医科大学, 外科学講座第1, 助手 (70228972)
田部 昭博 東京慈恵会医科大学, 外科学講座第1, 助手 (30227194)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | モノクローナル抗体 / 大腸癌 / 肝転移 / インターロイキン2 |
研究概要 |
【目的】本研究ではヌードマウスに作成したヒト大腸癌肝転移モデルを用いて、血管透過性を上昇させることが確認されているinterleukin-2(IL-2)のモノクローナル抗体(mAb)腫瘍周壁への影響を検討した。 【方法】(1)肝転移モデルの作成:ヒト大腸癌株HT-29LMM3×106細胞をBALB/c雌ヌードマウス(以下マウス)の脾臓内に移植することにより実験的肝転移モデルを作成した.(2)MAb:HT-29LMM株に特異的なmAbH-15(マウスIgGl)を用い、chloramine-T法でI-125を標識した.(3)投与法:脾臓内移植4週間後に1μg/2μCiのI-125を標識したmAbH-15(0.5ml)を静脈内に注入する群をコントロールとして設定した(コントロール群:m=30).さらにIL-2低濃度(3μg)を静脈内に注入する群(IL-2-low群:n=30)と、高濃度(12μg)を注入する群(IL-2-hign群:n=30)を設定した.(4)Biodistribution:マウスはMAb投与直後、1時間、6時間、24時間、および72時間後に屠殺した.採血後、肝臓を摘出し、個々の肝転移巣を摘出した。血液、個々の肝転移巣、および正常肝組織は重量を測定した後に、gamma well counterで放射能を測定した.Percent injected dose of mAb per gram of tissue(%ID/g)、肝転移:肝臓比、肝転移:血液比を計算した. 【結果】3群間において、%ID/g、肝転移:肝臓比、ならびに肝転移:血液比を経時的に比較した結果では、IL-2の低濃度ならびに高濃度注入群がコントロール群に比較して高い傾向を認めたが、どのポイントにおいても有意差はなかった。 【結語】今回の検討からはmAbの投与にIL-2を併用した場合の肝転移巣における集積増強効果は明らかではなかった。今後はIL-2の投与量ならびに投与スケジュールを変更しての詳細な検討が必要であると考えられた。
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