研究課題/領域番号 |
08671488
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
辺見 仁道 (逸見 仁道) 東邦大学, 医学部, 助教授 (90165514)
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研究分担者 |
辻田 和紀 東邦大学, 医学部, 助教授 (60130374)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ミスマッチ修復遺伝子 / hMLH1タンパク / hMSH2タンパク / RER / microsatellite instability / 標的遺伝子 / TGF-β情報伝達系 / BAX遺伝子 / hMLHタンパク / hMLH1遺伝子 / TGF-βRII遺伝子 / IGFIIR遺伝子 |
研究概要 |
1)ミスマッチ修復蛋白hMSH2およびhMLH1発現の検討 無作為に選んだ99例の散発性大腸癌患者の癌組織を中心にhMSH2およびhMLH1蛋白発現を我々の開発した抗体を用いたWestern blot法にて検討した。その結果、蛋白発現の殆どない症例がhMSH2で6例、hMLH1で5例の計11例見い出された。散発症例では少なくとも約10%にミスマッチ修復蛋白の発現異常が存在することが明らかになった。 2)RERの検討 上記99例のうち90例の癌部および非癌部よりDNAを抽出し、hMSH2およびhMLH1蛋白異常発現症例を中心にRERを検討した。microsatellite markerは、検出頻度の高い4種と欧米で多く用いられている1種の合計5種を用いた。その結果、90例中17例(18.9%)で2箇所以上のlocusにマイクロサテライト不安定性が認められた。また、これらのうちミスマッチ修復蛋白異常例11例中10例(90.9%)でRER(+)であった。 3)標的遺伝子のmicrosatellite領域の変異の検索 RER(+)症例17例の腫瘍DNAを用いて、transforming growth factor-β receptor type II (TGF-βRII)およびinsulin-like growth factor II receptor (IGFIIR)ならびにBAX遺伝子のmicrosatellite領域の変化を検討した。これまでのところ、1 alelleでのみTGF-βRII遺伝子の変化が見い出された。このことから、今回検索した散発症例ではTGF-βRIIやIGFIIR遺伝子の異常が発癌の初期段階で関与している可能性は少ないと考えられた。 4)今後の検討課題 更に、症例数を増やし標的遺伝子の異常頻度を正確に算出するとともにRER腫瘍の検索法についても検討する必要がある。
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