研究課題/領域番号 |
08671516
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
斉藤 憲 新潟大学, 医学部, 助手 (40251821)
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研究分担者 |
名村 理 新潟大学, 医学部・附属病院, 医員
諸 久永 新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (00251801)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 体・肺動脈短絡手術 / 短絡流量制限 / expandedpolytetrafluoroethylene人工管 / ポリディオキサノン吸収性結紮クリップ / 経皮的血管形成術 / 仮性内膜 / expanded polytetrafluoroethylene人工血管 / modified Blalock-Taussig手術 / 経皮的血管形成術バルーン / expanded polytetra fluoroethylene人工血管 |
研究概要 |
実験方法 ビ-グル犬9頭に、φ5mmのexpandedpolytetrafluoroethylene人工血管(ePTFE)を用い左modified Blalock-Taussig(mB-T)手術を施行し、ポリディオキサノン吸収性結紮クリップ(クリップ)で人工血管を挟み狭窄を加え短絡流量の制限を行った。狭窄作成後4週目に再開胸し、短絡路が開存していた実験犬を以下のA、B群に分けた。A群;開存確認後、経皮的血管形成後バルーン(以下、PTAバルーン)で狭窄解除を試み、短絡流量、造影上の狭窄部形態の変化を調べた。さらに、狭窄解除後8週目に人工血管を摘出した。B群;開存確認後、人工血管を摘出した。また、このほかにC群として3頭を加え、mB-T手術後狭窄を加えることなく閉胸し、12週後に人工血管を摘出し組織学的検討に供した。 結果 狭窄作成前の流量の30.1、40.7、44.6%まで制限を行った3頭は、再開胸時、短絡路が閉塞していた。一方、66.8から85.4%まで制限を行った6頭は、開存が認められた。6頭の内3頭をA群とし、径7mmのPTAバルーンで拡張術を行うと容易にクリップが壊れ、狭窄作成時、80.0、66.8、78.4%まで制限された流量が、それぞれ54.1、33.2、30.7%増加した。また、造影上狭窄は、ほぼ完全に解除されており、解除後8週目でも再狭窄はなかった。短絡流量の変化と造影所見から、クリップを用いたePTFEに対する狭窄は、バルーン拡張術を併用することにより4週後に狭窄解除に成功し、短絡流量の増加が可能であることが示された。 摘出した人工血管の組織所見では、A群の狭窄部周辺はB群よりも仮性内膜形成過程が進行しているが、C群の中央部より遅れている傾向が見られた。また、A群の狭窄部周辺は肉眼的に仮性内膜肥厚は無いものの、組織学的には、C群よりも仮性内膜が厚い傾向にあった。
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