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長期術中心停止.心保存をめざした酵素阻害剤による心筋保護法の開発と臨床的応用

研究課題

研究課題/領域番号 08671537
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

三島 晃  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (00254277)

研究分担者 多田 豊曠 (多田 豊ひろ / 多田 豊?)  名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (20106230)
国松 己歳  名古屋市立大学, 医学部, 講師 (70145746)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード虚血再灌流障害 / 心筋保護 / カルパイン
研究概要

【平成8年度】目的:calpain(CL)の虚血再灌流時心筋障害への関与とCL阻害剤による保護効果を免疫組織化学的に解明する。方法:ラット摘出心灌流モデルで心筋保護液注入後、常温虚血し再灌流時の逸脱酵素遊出量と心機能回復率を測定した。また前駆型CL抗体と活性型CL抗体を用いて心室筋のCL抗原性を測定した。結果:心筋保護液にCL阻害剤を添加することにより、再灌流時心筋逸脱酵素遊出を抑制し、良好な機能回復が得られた。心筋障害部に一致して活性型CLの分布を認めた。結語:虚血再灌流時にCLが活性化され心筋障害に関与していたことが示唆された。CL阻害剤を添加することにより心筋保護効果が得られた。
【平成9年度】目的:長時間心保存中のCLisoform(μ型,m型)の動態解明とCL阻害剤による保護効果を免疫学的に解明する。方法:ラット摘出心を4°12時間保存の後、常温再灌流し逸脱酵素遊出量と心機能を測定した。また、前駆型μ-CL抗体と前駆型m-CL抗体を用いて心室筋のCL抗原性を測定した。結果:心保存液にCL阻害剤を添加することにより、再灌流時の心筋逸脱酵素遊出を抑制し、良好な心機能が得られた。μ-CLは心保存中、再灌流時ともに活性化され、m-CLは主に再灌流時に活性化された。CL阻害剤を添加することにより保存中ならびに再灌流時ともにμ-,m-CLの活性化を抑制できた。結語:長時間心保存中においてもμ-CLは活性化され心筋障害に関与していた。また再灌流時にはμ-,m-CLともに活性化され心筋障害に関与していたことが示唆された。CL阻害剤を添加することによりμ-,m-CLの活性化は抑制され、心保存効果が得られた。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鵜飼 知彦: "Calpain inhibitorの虚血再灌流障害に対する心筋保護効果とcalpainの免疫学的検討" Cyto-protection & biology. 14. 63-66 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鵜飼知彦: "Calpain inhibitorの虚血再灌流障害に対する心筋保護効果とcalpainの免疫学的検討" Cyto-protection & biology. 14. 63-66 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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