研究課題/領域番号 |
08671544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 秋田大学 (1997) 東海大学 (1996) |
研究代表者 |
小川 純一 秋田大学, 医学部, 教授 (20112774)
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研究分担者 |
岩崎 正之 東海大学, 医学部, 講師 (90223388)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | グルコース輸送蛋白 / シアル酸転移酸素 / フコース転移酸素 / シアリルルイスX / 予後 / 肺癌 / シアル酸転移酵素 / フコース転移酵素 / Glucose transporter / Sialyl Lewis X / Fucosyltransferase / Sialyltransferase / Lung Neoplasms |
研究概要 |
悪性腫瘍では一般にグルコール代謝が亢進している。肺癌におけるグルコール取り込み増加の意義を調べる目的で、切除標本を用いて輸送蛋白遺伝子(GLUT1,3)のPCR増幅、グルコール輸送蛋白・増殖細胞核抗原(PCNA)・シアリルルイスX(SLeX)の免疫組織染色を行った、またGLUTとSLeX合成に関与するシアル酸転移酵素(ST)、フコース転移酵素(Fうc-T)との関係をみるためにST、Fus-T遺伝子のPCR増幅も併せて行った。対象は1980年から1993年までに外科的治癒切除を行った肺癌327例である。 ヒトST、Fus-T遺伝子は各々5種類が同定されているが、SLeX染色の程度とST、Fus-T遺伝子増幅の関係からSLeXの合成にはそのうちST3N、Fuc-TVIIが最も強く関与していた。2.GLUT1増幅の頻度はGLUT3よりも有意に高く、グルコースの取り込みにはGLUT1の方がGLUT3よりも重要であると考えられた。GLUT1、GLUT3増幅はPCNA染色の程度と相関していたが、SLeX染色の程度はGLUT1のみと相関していた。3.GLUT1遺伝子はST3N、Fuc-TVII遺伝子と共増幅していた。4.GLUT1遺伝子増幅例の予後は非増幅例よりも有意に不良であり、GLUT1は多変量解析においても有意の予後因子であった。 以上よりグルコース取り込みに関与するGLUT1は細胞増殖に加えてSLeX合成にも関係しており、その増幅は肺癌において予後因子になり得ると推察された。
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