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揮発性吸入麻酔薬がラット心房ムスカリン受容体情報伝達機構におよぼす影響の研究

研究課題

研究課題/領域番号 08671743
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 麻酔・蘇生学
研究機関広島大学

研究代表者

世良 昭彦  広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (30243570)

研究分担者 東 俊晴  広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (60284197)
弓削 孟文  広島大学, 医学部, 教授 (40034128)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード揮発性吸入麻酔薬 / ムスカリン受容体 / 受容体結合実験
研究概要

Wistar系雄ラットを用い,蔗糖濃度勾配法で心房ムスカリン受容体とその共役系を含む膜画分を作成した.その膜画分に揮発性吸入麻酔薬を作用させた後、ラジオアイソトープを用いた受容体結合実験を行い,揮発性吸入麻酔薬の心房ムスカリン受容体-共役系に対する影響を検討した。
1.各種麻酔薬による受容体結合能の差異の検討
(受容体結合実験-Scatchard解析)
[3H]QNBとAF-DX116を用いて受容体結合実験を行った。そこに揮発性吸入麻酔薬(セボフルレンまたはイソフルレン)を加え、麻酔薬による差異を検討した。Scatchard解析し受容体数(Bmax)および解離定数(Kd)を求めた.両麻酔薬とも麻酔薬濃度依存性にKdは増加し、同麻酔薬濃度ではセボフルレンよりイソフルレンの方がKdが大きいことが判明した。Bmaxは、いずれの濃度でも有意な変化を認めなかった。
(受容体結合実験-結合阻害)
AF-DX116の濃度を変化させ逆S字状のDISPLACEMENT曲線を作成した。これより10^<-7>mol付近にIC_<50>があることが判明したが,正確なIC_<50>を求めるまでには実験がたらずKi値は求められなかった.
2.各種麻酔薬による心房機能の差の検討(cAMP産生速度を比較)
受容体とアデニル酸シクラーゼを含んだ膜画分を用い,基質であるATPからcAMPを産生させた.単位時間当たりのcAMP量を測定しcAMP産生速度を比較した。この実験系にセボフルレンあるいはイソフルレンを加え、差異を検討した.両麻酔薬とも麻酔薬濃度依存性にcAMP産生速度は低下し、同麻酔薬濃度ではセボフルレンよりイソフルレンの方がcAMP産生速度の低下が小さいことが判明した。
3.麻酔薬作用後,除去し可逆性の検討
いずれの実験においても麻酔薬を作用させた後、除去したものは麻酔薬を加えないものとほぼ同じ値をとることが確認できた。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 讃岐 美智義、他: "イソフルレンおよびセボフルレンのラット心房ムスカリン受容体に及ぼす影響の研究" JOURNAL OF ANESTHESIA. 10 (Suppl.). 395 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M.Sanuki, et al.: "The effect of isoflurane and sevoflurane on musucarinic acetylcholine receptor in rat atrium" JOURNAL OF ANESTHESIA. 10-Suppl.395 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 讃岐美智義: "イソフルレンおよびセボフルレンのラット心房ムスカリン受容体に及ぼす影響の研究" JOURNAL OF ANESTHESIA. 10 (Suppl.). 395- (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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