研究課題/領域番号 |
08671775
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
脇田 勝敏 近畿大学, 医学部・附属病院, 助手 (80258053)
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研究分担者 |
土屋 典生 近畿大学, 医学部・附属病院, 助手 (80288943)
奥田 隆彦 近畿大学, 医学部・附属病院, 助教授 (00152421)
初岡 和樹 近畿大学, 医学部・附属病院, 助手 (00258055)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | オピオイド / α_2アゴニスト / カルシウム拮抗薬 / 抗侵害刺激作用 / Ca^<++>channel blocker / K^+channel blocker / カルシウム・チャンネル・ブロッカー / 脊髄 / カリウム・チャンネル・ブロッカー / α2アゴニスト / コリン作働薬 |
研究概要 |
我々は、以前にopioid、α_2agonist、benzodiazepineが、痛覚伝達を脊髄レベルにおいて直接的抑制作用のあることを明かにしてきた。その抑制作用のion-channelレベルでの作用機序を解明する一助となる事を期待して、これらの薬剤の脊髄レベルでの鎮痛作用にCa^<++>channel blockerやK^+channel blockerがどのように影響を及ぼすか検討してきた。その結果、behavior testにおいてopioidとしてfentanyl、α_2agonistとしてclonidineの脊髄レベルでの鎮痛作用をCa^<++>channel blockerが増強すること示した。 また、ATP-sensitive K^+channel blockerはopioid(fentanyl)、α_2agonist(clonidine)の鎮痛作用を拮抗するが、Ca^<++>dependent K^+channel blockerはα_2agonist(clonidine)の鎮痛作用を拮抗するものの、opioid(fentanyl)の鎮痛作用には影響しないことを示した。 以上より、opioid、α_2agonistの脊髄レベルでの抗侵害刺激作用にはCa^<++>channel(特にN-type)やK^+channelが関与しているが、K^+channelに関してはopioidとα_2agonistの間でその作用機序に若干の違いがある可能性があることが示唆された。
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