研究課題/領域番号 |
08671879
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 山梨医科大学 |
研究代表者 |
平田 修司 山梨医科大学, 医学部, 講師 (00228785)
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研究分担者 |
正田 朋子 山梨医科大学, 医学部, 研究生
星 和彦 山梨医科大学, 医学部, 教授 (20111289)
毛利 直子 山梨医科大学, 医学部, 助手 (70262673)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | エストロゲン受容体 / 遺伝子発現 / mRNA / variants / 非翻訳第一エキソン / variant / 子宮内膜癌 / ER mRNA variants / 多重非翻訳第一エキソンならびにプロモーター機構 |
研究概要 |
我々は、ヒト子宮内膜ならびに内膜癌において、exon5ならびにexon7が欠失したエストロゲン受容体(ER)αmRNA variantsが存在することを初めて明らかにし発表したが、本研究の目的は、これらのヒト子宮内膜癌の発癌・進展におけるこれらER変異株の生物学的意義を解析することであった。この目的達成のために、ERの遺伝子発現の調節機構を解明することが必要不可欠と考えられた。そこで、ERαならびにβの遺伝子発現機構の解析を行った。この結果、ERαの遺伝子発現の多重非翻訳第一エキソンならびに多重プロモーター機構による調節機構の詳細を解明した。また、ERβの遺伝子発現も多重プロモーター機構により調節されていることをはじめて明らかにした。この遺伝子発現の調節機構をより詳細に検討するため、非翻訳第一exonならびにプロモーター機構により遺伝子発現が調節されている代表的な遺伝子であるアロマターゼ(エストロゲン合成酵素)遺伝子について解析を行った。さらに、子宮内膜癌におけるERαならびにβ遺伝子のプロモーター活性の変化を検討した。以上の成績から、子宮内膜ならびに内膜癌におけるERαおよびβの遺伝子発現機構の詳細がかなり明らかにすることができた。また、ヒト子宮内膜ならびに内膜癌のプロゲステロン受容体(PR)にも、ERαと同様の複数のsplicing variantsが存在することをはじめて明らかにした。これらの成績から、ヒト子宮においてこれらの性ステロイドホルモン受容体の変異株が何らかの生理的・病的な役割を果たしていることが強く示唆された。しかしながら、これまでの研究期間においてこれらの変異株mRNAの発現機構、ことにalternative splicingの調節機構を解明するには至っていない。今後、子宮内膜癌の発癌・進展におけるこれらの受容体変異株の生物学的意義を究明するために、さらにこの発現機構・調節機構に焦点を絞って研究を展開する予定である。
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