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胎児期のアルコール被曝による脳特異物質発現障害の神経化学的、学習行動学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08671924
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関北里大学

研究代表者

小嶋 久子  北里大学, 医学部, 助教授 (90118810)

研究分担者 野村 正彦  埼玉医科大学, 教授 (30051527)
西島 正博  北里大学, 医学部, 教授 (00050518)
古舘 専一  北里大学, 医学部, 助教授 (80095512)
中村 和生  北里大学, 医学部, 講師 (40189030)
玉井 洋一  北里大学, 医学部, 教授 (80050441)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード胎児性アルコール症候群 / 学習行動実験 / ミエリンタンパク質 / 神経伝達物質
研究概要

胎児期のアルコール被曝が胎児に精神神経異常を起こす機作の解明を目的として、ラットを利用して本研究を行った。実施した項目は、胎児期のアルコール被曝が学習行動に及ぼす影響についての学習実験と、神経特異物質のmRNAの発現を調べる実験の二つである。
1.学習実験は、コンピューター解析と組み合わせたスキナ-箱による明度弁別学習実験である。これは、動物実験にありがちな変動要因を出来るだけ排除しているため、得られるデータの客観性が非常に高い。まず、体内アルコール被曝ラットを作製した。妊娠6日目から出産予定日まで10%エタノール/生理食塩水を2g(G群)または3g(F群)/kg/dayを腹腔内投与し、出産後90日まで飼育したラットについて学習実験を実施した。スキナ-箱(学習箱)の前面にある光呈示窓に投射される光を弁別して正の報酬を得る明度別学習課題を行い、コンピューターと連動させた。活動量についても測定を行った。再現性を確かめるために、同じ実験を3度実施した。2月26日現在で3回目の実験を終えたばかりである。
コンピューター解析を終えた2回までの実験の結果によれば、対照群と実験群では、記憶判別度に差が殆ど出なかったが、活動指数がhigh doseの実験群で有意に高くなった。3回目のデータ解析と併せて考察を行う予定である。生後90日よりも短い時点での学習実験も予定している。
2.体内アルコール被曝ラットについて、生後日齢4、10、13、21、31、42、90日のラットから脳を採取して、直ちに液体窒素で凍結させた。これらの脳からmRNAを抽出して、ミエリンPLPタンパク、塩基性タンパク、CNPase、アセチルコリンネステラーゼ、チロシン水酸化酵素のノーザンハイブリダイズとRT-PCRによる神経特異物質の発現を調べる実験を実施している。
この実験についてはミエリンタンパクについての結果を出したが、伝達物質関連酵素については、2月26日現在進行中である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kojima,H.他: "Biosynthesis of blood group H1 antigen by α1,2-fucosyltransferase in PC12 cells." Glycoconjugate J.13. 445-452 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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