研究課題/領域番号 |
08671967
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
高橋 正紘 山口大学, 医学部, 教授 (30051832)
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研究分担者 |
池田 卓生 山口大学, 医学部・附属病院, 医員(臨床)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 空間識 / 起立 / コリオリ刺激 / 重心動揺 |
研究概要 |
1)空間識と動作の係わりの実験化 受動的な移動(乗り物)でも、運転者と乗客では、感覚ばかえいでなく動作や平衡維持が大きく異なってくる。これより、脳内の知覚内容が、感覚や動作の内容を決定していると考えられる。今回は回転台を用いたコリオリ刺激実験で、この仮説を起立制御と眼球運動で証明することに成功した。 2)回転台の製作 回転中に頭部を傾斜すると、奇妙な眼球運動や重心の移動が観察される、従来、これらの現象は複雑に解釈されてきた。今回は、回転台上に重心動揺計を設けて起立させ、同時にCCDビデオ・カメラを装着し、重心移動と眼球運動を経時的に記録した。この結果、コリオリ刺激中、重心と眼球運動を同時に、遮眼と裸眼の条件で記録することが可能となった。これらの記録を分析した結果、眼球も重心も、脳内に想定される外界空間の運動ベクトルを、忠実に反映していることが判明した。 3)受動動作と能動動作の制御原理の解明 回転中、遮眼であると回転は知覚されないので、脳内の外界空間は静止している。。そこにコリオリ刺激が加わると、脳内の空間はこの入力にベクトル的に占拠され、眼球も重心もこれに伴う。奇妙な眼球運動と重心の移動が起こる(時に転倒する)。一方、回転中裸眼であれば、視覚入力は脳内の外界空間を反対方向に移動させる。ここにコリオリ刺激が加わると、脳内空間も頭部と共に移動するが、前庭入力とベクトル計に加算され、結果的に脳内空間は外界を表現し続ける。つまり、当初の仮説が、実験的に裏付けられた。
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