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視細胞外節由来のリポフスチンの組成分析と血管新生因子と関連に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672014
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 眼科学
研究機関浜松医科大学

研究代表者

平光 忠久  浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 教授 (00084567)

研究分担者 大林 雅春  浜松医科大学, 光量子医学研究センター, 助手 (90270553)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード視細胞外節 / リポフスチン / アルデヒド / 過酸化脂肪 / 網膜色素上皮 / 過酸化脂質 / 網膜色素上皮細胞 / 新生血管
研究概要

1.視細胞外節由来のリポフスチンの組成分析の研究の為に,ブタ網膜ホモジェネートを鉄イオンとincubationを行うことにより,視細胞外節由来の不飽和脂肪酸からの脂質過酸化物を形成させて,これが分解して生じたアルデヒドはアルブミンと結合することにより蛍光物質を生成する.これはリポフスチンの生成機序から化学的組成を反映するものと思われる.このin vitroのリポフスチンのモデルを使って,種々の化学的分析研究を行った.
1)網膜ホモジェネートをアルブミンとFeSO_4と0-24時間incubationすることにより,初期に著明なアルデヒド形成のピークがあり,その後,徐々に減少して,24時間後にはbase lineまで戻った.一方,脂質過酸化を表すTBARSは初期より増加してその後も高値を示した.蛍光強度は24時間後まで徐々に増加していたった.
2)アルデヒド(HNE)をアルブミンとincubationすることによっても経時的に蛍光物質を形成することが出来た.蛍光スペクトル分析により網膜ホモジェネートと鉄及びアルブミンによって出来る蛍光スペクトルは不飽和アルデヒドであるHNEおよびhexenalとアルブミンとの結合物と同様のスペクトルを示すことが分かった.このことは1)での蛍光物質は網膜の過酸化反応によって出来たアルデヒドがアルブミンとの結合により生じたものであることを裏付けている.
3)グルタチオンはアルデヒドを抱合することにより実験系で蛍光物質を抑制した.
2.塩化鉄による過酸化をさせた視細胞外節を培養網膜色素上皮(ウシ)に貧食させた時リポフスチン様蛍光物質は未処理の視細胞外節より著明であった.
視細胞外節由来おりポフスチン様蛍光物質は脂質過酸化物が分解して生じた不飽和アルデヒドが深く関与していることが分かった.

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K. Akeo, T. Hiramitsu et al: "Comparatioe effects of linoleic acid and linoleicaid hydueperoxide ongrowth and maroheleoy of RPE" Curr Eye Res. 15. 467-476 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] K.Akeo, T.Hiramitsu et al: "Comparative effects of linoleic acid and linoleic acid hydroperoxide on growth and morphology of RPE." Curr Eye Res. 15. 467-476 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] A.Akeo, T.Hiramitsu et al: "Comparative effects of linoleic acid and linoleic acid hydroperroxide ongrowth ancl movpliology of RPF" Curn Ege Res. 15. 467-476 (1996)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2019-02-28  

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