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アクチビンAによる骨髄腫細胞アポートシス機構の解析治療応用への可能性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 08672066
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

大和 建嗣  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (50174751)

研究分担者 西原 達次  国立予防衛生研究所, 口腔科学部, 室長 (80192251)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1996年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード骨髄腫 / アクチビン / アポートシス / G1期停止 / サイクリンD / CDK4 / Rb / p21 / CIP1 / WAF1
研究概要

我々は骨髄腫細胞やマウスB細胞ハイブリドーマなどの形質細胞由来細胞に対して増殖抑制効果を持つ蛋白因子としてアクチビンAを報告した。B細胞ハイブリドーマを用いた解析により,アクチビンAの増殖抑制効果は細胞周期G1期停止とアポートシスの両方を介すること,さらにアクチビンAによるG1期停止はアポートシスに先行することが明らかとなり,細胞周期とアポートシスとの関連が示唆された。我々は本研究により,アクチビンAがサイクリンD2発現抑制とp21/CIP1/WAF1発現誘導により,CDK4を介した網膜芽細胞腫蛋白質(Rb)のリン酸化を抑制することを明らかにした。さらにこのサイクリンD2高発現抑制がG1期停止とアポートシスにどのように関連しているかを検討するために,サイクリンD2高発現細胞株を樹立し,アクチビンAによるG1期停止とアポートシスへの効果を検討した。サイクリンD2の発現はアクチビンAによるRbリン酸化抑制とG1期停止を部分的に抑制するが,アポートシスには全く影響がないことから,サイクリンD2発現抑制はG1期停止に関与しているが,アポートシス誘導とは直接関連がないと考えられた。現在更にp21/CIP1/WAF1とアポートシスとの関連について検討中である。
我々はアクチビンAによる骨髄腫細胞のアポートシス誘導効果が低濃度のレチノイン酸により増強されることを見出した。実際に6症例の骨髄腫患者サンプルについて検討したところ,アクチビンAによるアポートシス誘導とレチノイン酸によるアポートシス増強効果が約3例で見られた。現在症例を増やしアポートシス誘導機構解析を行っている。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大和建嗣他: "アクチビンAによる骨髄腫細胞のアポートシス誘導" 臨床血液. 37. 564-517 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Muro,M.et al: "Role of CD14 moleaules in internalization of Actinobacillus actiomyatemiomitans by macrophages and subsequent induction of apoptosis" Infection and Immunity. (in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Aono,T.,Sugino,H.,Vale,W.W,: "Inhibin,Activin,Follistatin : Recent Advances and Future Views." Springer-Verlag New York,Inc., in press (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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