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神経障害及び炎症時における神経ペプチドの研究-サブスタンスP受容体と他の受容体との相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 08672118
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関東北大学

研究代表者

林 治秀  東北大学, 歯学部, 教授 (90107293)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードサブスタンス P (SP) / サブスタンス P レセプター / NK-1 レセプター / 脊髄後角 / 痛覚受容 / 神経障害
研究概要

A.神経障害モデル(Bennett model)ラットの作成:末梢神経神経幹を露出し,クロム縫合糸にて3ヶ所を軽く結紮した.1-2週間後hyperethesiaの症状を呈した.
B.電気生理学的実験:麻酔したラットの脳幹または脊髄を露出して非動化後、金属微小電極を三叉神経感覚核または脊髄後角へ刺入した.単一の体性感覚侵害受容ニューロンの電気活動を記録し、各ニューロンについて受容野へ機械,熱、電気刺激を与え,(1)受容器の種類の同定、(2)受容野の位置、大きさ、(3)受容野への電気刺激に対する潜時の測定を行い,これらに基づいて入力一次求心性神経線維の同定を行った。C線維の入力があると推定されるニューロンについて,(1)上位中枢への投射,(2)末梢への各種刺激にたいする反応様式の検索を行った.反応を記録しつつ,そのニューロンを各種薬物(agonist. antagonist)で灌流して各種刺激に対する反応の経時的変化を追跡した.antagonistsとして,NMDA, Kinate, AMPA受容体に対して6-cyano-7-nitroqinoxaline-2, 3-dione, D-2-amino-5-phosphovalerate, MK-801, NK-1受容体に対してはRP-57580等を用いた.鉄イオンによる記録位置のマークからニューロンの局在を明らかにした。以上の実験を(1)正常動物,(2)神経障害モデル(Bennett model),について行った.
その結果,(1)正常動物では,非投射ニューロンのC放電はNK-1 antagonistsによって有意に抑制されたが,視床投射ニューロンのそれは抑制を受けなかった.他のantagonistsはすべてのニューロンのA, C放電を抑制した.一方,(2)神経障害モデル非投射ニューロンについては,反応様式,また各antagonistsの作用は,正常動物と比較して有意の差はなかった.
以上の結果は,C放電にはNMDA, KA, AMPA受容体が関与し,非投射ニューロンについては,さらにNK-1受容体が関与することを示唆する.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 林 治秀: "歯根膜入力を受けるラット中脳路核ニューロン" 歯科基礎誌. 38. 201-201 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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