研究課題/領域番号 |
08672148
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態科学系歯学(含放射線系歯学)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
菊池 裕子 北海道大学, 歯学部, 助手 (30001944)
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研究分担者 |
柴田 健一郎 北海道大学, 歯学部, 助教授 (50145265)
渡邊 継男 北海道大学, 歯学部, 教授 (10064362)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 口腔マイコプラズマ / T細胞 / コンカナバリンA / アポトーシス / IL-6 / IL-8 / PCR / TNFα / マイコプラズマ / 歯肉線維芽細胞 / TNF-α |
研究概要 |
口腔マイコプラズマは、マウス脾臓T細胞に対してポリクローナルなマイトゲン活性を有していた。マウス脾臓T細胞のコンカナバリンAによる活性化の濃度依存性を調べたところ、ある濃度までは活性化されたが、それ以上では活性化ではなく、アポトーシスが誘導された。その実験系に口腔マイコプラズマを共存させたところ、マウス脾臓T細胞のコンカナバリンAによるアポトーシスの誘導時期が顕著に早められた。また、そのアポトーシス加速活性にはTNFαが重要な役割を有していた。 口腔マイコプラズマは歯肉線維芽細胞にIL-6ならびにIL-8を誘導し、その誘導に関わる物質の性状を明らかにした。IL-6ならびにIL-8は炎症性サイトカインとして、歯周疾患あるいは関節炎において注目されている。したがって、本研究成果は口腔マイコプラズマの歯周疾患における病因的役割の一端を示唆しているものと思われる。 代表的な口腔マイコプラズマであるM.salivariumのPCR法による検出法を確立した。本方法を用いることによって、小量のサンプルから迅速に本マイコプラズマを検出できるようになった。
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