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自然発症糖尿病ラットにおける実験的歯周炎の病理組織学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672217
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 保存治療系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

吉成 伸夫  愛知学院大学, 歯学部・歯科保存学第三講座, 講師 (20231699)

研究分担者 牧 英次郎  愛知学院大学, 歯学部・歯科保存学第三講座, 助手 (50231585)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード糖尿病 / GKラット / 実験的歯周炎 / 拘束ストレス / 頭蓋骨培養
研究概要

【方法】実験は、自然発症糖尿病(GK)ラット50匹と、JCLウイスターラット50匹の計100匹を用いた。動物の上顎右側臼歯の歯間部に糸を挿入し、J-1,2群(JCLラット)、G-1,2(GKラット)の4群(各群25匹)に分けた。J、G-1群にはストレスを与えず、J、G-2群は糸挿入後3週より隔日間隔で金網による拘束ストレスを6時間行った。各群の動物は、経時的にブドウ糖負荷試験、採血処置を行い、ストレス負荷後2、4、6、8、10日で各群5匹ずつ屠殺した。通法に従い臼歯部の組織切片を作製し、組織学的に観察した。さらに、JCLラット、GKラットの生後2日令(各10匹)の頭蓋骨を培養し、LPSおよびグラム陽性菌破砕抗原にて刺激し骨吸収程度を比較した。
【結果】ブドウ糖負荷試験では、G群はJ群と比較して有意に高い血糖値を示した。J、G-2群での経時的な変化はみられなかった。しかし、ACTH、カテコールアミンは経時的に低下を示し、J、G-2群がストレス状態にあることが推察された。組織学的には、歯間部歯槽骨の高さに著明な差は認められなかったが、J、G-2群の第2臼歯の根分岐部では歯槽骨吸収が高度になる傾向を示した。また、LPSおよびグラム陽性菌破砕抗原刺激下での頭蓋骨のカルシウムリリースはJ、G群間で著明な差は認められなかった。
【考察】GK(糖尿病)ラットにストレスを負荷すると、病理組織学的に歯周組織の根分岐部に破壊が促進される傾向が認められた。さらに今後、詳細に研究していく予定である。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] N.Yoshinari: "Experimental Periodontitis in Spontaneous and Drug-induced Diabetic Rats." Journal of Dental Research. 72. 654- (1992)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 吉成伸夫: "自然発症糖尿病(GK:後藤-柿崎)ラットにおける実験的歯周炎" 日本歯周病学会会誌. 34. 114-124 (1992)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] N.Yoshinari: "Experimental Periodontitis in Non-insulin Dependent Diabetic Rats." Journal of Dental Research. 74. 470- (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 大原盛勝: "自然発症糖尿病(GK:後藤-柿崎)ラットにおける実験的歯周炎におよぼす糖尿病重症度の影響" 愛知学院大学歯学会会誌. 34. 81-95 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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