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顔面形態の非対称性に対する視覚的な認識に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672221
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

高道 理  北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (90154905)

研究分担者 上田 康夫  北海道大学, 歯学部, 講師 (30241342)
奥田 耕一  北海道大学, 歯学部, 助手 (10204124)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1996年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード顔面形態 / 顔面非対称 / 顎変形症
研究概要

本研究の目的は、顎変形症疾患の顎を含めた顔面形態の変形を視覚的に認識するために、顔面形態の非対称性の有無について、判断基準を明らかにすることを目的とし、顔面規格撮影装置を用いて撮影した顔面正面写真上で顔面形態を構成する各部位の位置関係を検討した。
被験者は、顔面形態が非対称と思われる15名の成人を正常者群とし、外科的矯正治療対象者の中で下顎対称と診断された13名を非対称群とした。
計測箇所としは、顔面正中線は左右内眼角点の上唇点を結ぶ線とし、計測点は左右外眼角点・左右内眼角点・上唇点・鼻下点・口唇交点・下顎下縁部交点(外眼角点と鼻下点を結ぶ直線が下顎下縁部と交わる点)・頬部交点(鼻下点を通り顔面正中線と直交する直線が頬部外縁と交わる点)とした。
結果:正常者群では、(1)左右外眼角点を結ぶ直線と左右頬部交点を結ぶ直線および外眼角点と下顎下縁部交点を結ぶ直線で囲まれる四角形はほぼ正方形なった。(2)片側の外眼角点と下顎下縁部交点および頬部交点で囲まれる三角形はほぼ二等辺三角となり左右同形となった。(3)左右下顎下縁部交点と上唇点で囲まれる三角形はほぼ二等辺三角形となった。(4)片側の外眼角点と口唇交点との距離は左右ほぼ同じでしかも被験者間でほぼ一定の値を示した。非対称群では、正常者群で示した一定の形は示さず下顎の変位した側へ四角形や三角形がなびく形態となった。
しかし、非対称群の術後の検討数が少なく、また軽度の非対称の数が少ないため、非対称性の有無の判断基準はまだ得られていない。

報告書

(2件)
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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