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異なる照明下でも等色性を維持する顎顔面補綴材料の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08672228
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

柳沢 治之  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (00200535)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード顎顔面補綴 / 顔面補綴 / カラー・マッチング / メタメリズム / シリコーンラバー
研究概要

ある照明のもとで完全にカラーマッチングがなされたとしても,異なる照明のもとでは異なる色に見えることがある.この現象はメタメリズムといわれ,顔面補綴の臨床においては大きな問題となっている.本研究では顔面補綴におけるメタメリズムの問題を解決するための基礎的な検討を行った.
顔面補綴の色を決定する材料は,着色顔料と補綴基材(シリコーンラバー)である.まず,顔料の組み合わせによるメタメリズムの程度をCCMシステムを利用して検討した.その結果,white,black,red,blue,yellow,brownの6色の顔料から4色を選択してある被験者の皮膚色を調色した場合,1)white+yellow+red+brown,2)white+yellow+red+black,3)white+yellow+red+blueの組み合わせで標準光源のCのもとで等色する調色が可能であったが,電球光源のもとでは1.0〜2.0,蛍光灯のもとでは1.4〜3.0の色差が生ずることが判明した.この色差を小さくするためには分光分布の異なる多数の顔料について検索する必要があり,現在研究中である.
また,同じ顔料組成の調色を行ったとしても,異なるシリコーン基材に用いた場合には異なる色に仕上がることがある.そのため,今回は顔面補綴に利用可能な5種類のシリコーンについて,調色における互換性を検討した.その結果,材料によって若干の色の違いが生ずるが,臨床的には対応可能な範囲内にあることが明らかになった.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 柳沢治之他: "顔面補綴の調色におけるシリコーンエラストマーの互換性" 顎顔面補綴. 19・2. 103-109 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 柳沢治之他: "顔面補綴におけるComputer Color Matching(CCM)応用の試み第2報皮膚の半透明性を表現する顔料濃度" 顎顔面補綴. 19. 54-61 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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