• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

頸動脈像の抽出処理を施したパントモグラフィを用いた循環疾患リスク評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672292
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

伊藤 弘通 (1998)  東京医科歯科大学, 歯学部, 講師 (40110720)

廣瀬 康行 (1996-1997)  東京医科歯科大学, 歯学部・歯科麻酔学講座, 助手 (80228840)

研究分担者 誉田 栄一  東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (30192321)
伊藤 弘通  東京医科歯科大学, 歯科麻酔学, 講師 (40110720)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードorthopantomography / cardio-vascular disease / atherosclerosis / carotid artery / digital radiography / panotramic / calcic carotidartery / computed radiography / 高齢者 / 循環器疾患 / 合併症 / 歯科診療 / パントモグラフィ / リスク評価 / CRパントモグラフィ / 画像処理 / 頸動脈像 / 石灰化
研究概要

デジタルパノラマエックス線画像(CRオルソパントモグラフィ)に描記される頸動脈石灰化が,歯科治療時の循環器リスク評価としての有用性を検討した.
対象は,60歳以上の患者31名(男性/女性:13/18)平均年齢76歳(63〜89歳)であった.頸動脈の石灰化は8例(出現率25.8%)にみられた.
頸動脈石灰化症例の平均年齢は75±4.8歳,男性3名,女性5名であった.頸動脈石灰化は,第3〜4頚椎近傍にみられた.
術前合併症のうち,糖尿病症例に頸動脈の石灰化症例が多くみうけられた(71.4%)次いで,虚血性心疾患(30%)であった.術前の血圧および脈拍数と頸動脈の石灰化とは関連はなかった.
抜歯症例について,循環動態を調査した結果,頸動脈石灰化症例では,術中の収縮期血圧が158mmHgで,対照症例(140mmHg)より血圧が上昇した.この上昇は,術前値より23mmHgの上昇であり,対照症例(11mmHg)より,変動が大きかった.脈拍数の変化に差はなかった.
本研究の結果より,CRオルソパントモグラフィに描記される頸動脈石灰化症例は、歯科治療中に、血圧の変動が大きいことが予想され、循環器リスク評価として、CRオルソパントモグラフィ上の頸動脈石灰化は有用な指標となりえる.
今後さらに,糖尿病患者の循環器リスク評価として検討する必要がある.

報告書

(4件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 伊藤弘通、神野成治、誉田栄一: "頸動脈像の抽出処理を施したパントモグラフィを用いた循環疾患リスク評価に関する研究"日本歯科麻酔学会雑誌. 28、4、(投稿中). (2000)

    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 上田 裕: 有病者高齢者治療マニュアル(医歯薬出版). 284 (1996)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 永野真理子: "静脈内鎮静法後に痙攣を繰り返した脳性麻痺の一症例" 日歯麻誌. 25・4. 597 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 伊藤 弘通: "手術室リアルタイム監視解析システムMONALIZA" 臨床モニター. 7・S. 42 (1996)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 杉本和也: "経静脈性造影CT検査時の偶発症と救急バックアップ体制" 日歯麻誌. 24・4. 709 (1996)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi