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扁平上皮癌細胞の分化と増殖に及ぼす表皮細胞分化抑制因子の影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672310
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

井上 伸吾  広島大学, 歯学部, 助手 (00232538)

研究分担者 原田 直  広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (50238185)
研究期間 (年度) 1996 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード表皮細胞分化抑制因子 / ADP-リボシル化 / 扁平上皮癌 / permeabilization
研究概要

1)扁平上皮癌細胞の増殖に及ぼすEDINの影響
HSC-2,HSC-3,HSC-4と当科で樹立したFukuda株を用いて1%および10%FCS存在下でEDINが細胞増殖に与える影響を検討した。1%FCS存在下でEDINを100,250,500ng/ml添加するとHSC-2,HSC-4はcontrolに比べわずかに増殖傾向を示した。10%FCSでは差がなかった。
2)扁平上皮癌細胞の細胞運動と浸潤に及ぼすEDINの影響
HSC-3,Fukuda,H357parental,H357PRC,H376β4-8,H357V6の細胞運動をEDIN添加・非添加でInterval VTRを用いて記録した。EDIN250ng/ml添加した場合,6〜9時間培養後H357PRCとH357 V6はコントロールに比べ広い範囲での細胞運動を認めた。他の株はコントロールと差がなかった。コラーゲンゲル内浸潤能は,いずれも細胞株もEDIN添加と非添加で差がなかった。
3)ADP-リボシル化タンパクの検索
培地中にEDIN添加,非添加で培養後,細胞をホモジェネートし〔^<32>P〕NAD存在下でEDINを作用させた。オートラジオグラフィーの結果,HSC-2,HSC-4はEDIN添加,非添加で差がなく,培地に添加してもEDINは細胞内に取り込まれない可能性が考えらえた。Fukuda株では,培地に添加したEDINの量が250ng/mlまでは,EDINの量はADPリボシル化された21-22kDaのバンドの強さと相関を示した。
4)扁平上皮癌の分化に及ぼす影響
KB細胞を用いた細胞膜透過モデルを作成し,EDINがCDDPによる分化誘導を抑制するか検討した。方法は,形態変化の観察とELISA法でinvolucrin量を測定することで行った。EDIN添加と非添加でinvolucrin量に差はなかった。またCDDP濃度とinvolucrinの間に相関は認めなかった。

報告書

(4件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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