研究課題/領域番号 |
08672321
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
林 誠一 横浜市立大学, 医学部附属病院, 講師 (30238109)
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研究分担者 |
市川 誠一 神奈川県立衛生短期大学, 助教授 (90106302)
小野 繁 横浜市立大学, 医学部附属病院, 助教授 (40103501)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1998年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | HSV / HCV / HIV / ELISA法 / ABC-ELISA法 / 唾液 / 唾液中抗体 / Western Blot法 / ELISA / ABC-ELISA / ウイルス抗体 / 口腔感染症 / 唾液中の抗体測定 / HSV抗体 / HCV抗体 / 唾液中の抗体 |
研究概要 |
単純ヘルペスウイルス(HSV)、C型肝炎(HCV)、ヒト免疫不全症ウイルス(HIV)などの感染症を判定するために唾液からこれら感染症の特異抗体の測定を試みたので経過としてその測定データを示す。 「唾液中のHIV抗体の測定」 HIVの測定方法はWestern Blot法とELISA法を用い、検体はHIV感染を疑った46検体ですべて唾液と血清のペア採取である。唾液め採取方法は滅菌1%食塩水0.5mlにて分泌刺激して2mlの混合唾液を採取した。HIV陽性検体の血清と唾液のWestern Blot法のパターンで特にGP160、GP110/120、GP41のうち2本以上のバンドが現れたのをHIV陽性と判断した。46検体の測定結果は、血清のWestern Blot法においては46検体中陽性31、陰性15と判定した。この結果を基準にして唾液からELISA法による抗体測定の結果との一致率は100%であった。血清と同じ結果を示したため唾液によるHIVの抗体測定が可能であることが確定した。 「唾液中のHSV抗体の測定」 測定法は血清中の中和抗体測定法とELISA法、およびこれにアビチン・ビオチン系を応用した改良法を用いて、唾液中のHSV特異抗体の測定を試みた。検体はボランティアからの129検体、医学生と看護学生の193検体である。ボランティアの129検体の血清をNT、ELISA、ABC-ELISA法で測定したところ、各方法と同じ結果を示し、陽性数45、陰性数84検体であった。唾液においては、ELISA、ABC-ELISA法を用いて測定したところ、血清との一致率はELISA法で87.6%であった。感度を上げるためアビチン・ビオチンペルオキシダーゼ法をELISA法に加えたABC-ELISA法を開発した。この結果唾液中のHSV抗体測定の一致率は95.3%となった。医学生と看護学生から採取した193検体についての一致率は95.9%で、血清判定とほぼ一致した。 「唾液中のHCV抗体の測定」 血清抗体でHCVと判定した35検体と陰性検体3について唾液中の特異抗体をELISA法とABC-ELISA法で測定した結果、ELISA法では一致率は50.0%、ABC-ELISA法では94.7%と血清抗体価のデータに近い状態を示した。
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