• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

マウス口蓋裂発生におけるアポトーシスの関与について

研究課題

研究課題/領域番号 08672336
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

松井 隆  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (00096504)

研究分担者 小枝 弘実  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (00260943)
重松 司朗  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60256302)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1996年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード口蓋裂 / アポトーシス / BrdU / ナイルブルー生体染色 / TUNEL法 / Fas抗原 / Fas ligand / 口蓋列マウス / Nile blue生体染色 / 口蓋裂マウス / apoptosis
研究概要

二次口蓋発生における口蓋板癒合面の上皮細胞の消失に、アポトーシスが関与しているといった仮説の下、妊娠11〜13日のICRマウスに5-bromodeoxyuridine(BrdU)の反復腹腔内投与を行い、意図的に細胞死のプログラムを狂わせ口蓋裂発生の実験モデルを作製。正常発生群とBrdU投与群における口蓋板先端の細胞動態について形態的、免疫組織学的に観察を行った。結果は、ナイルブルー生体染色における実体顕微鏡下の観察において、正常発生群で二次口蓋癒合相当部に死細胞の貧食を伺わせるマクロファージの集積を示す陽性細胞を認めた。BrdU投与群では口蓋裂が確認され、口蓋板先端の内側縁にナイルブルー陽性細胞を認めなかった。H-E染色において正常発生群では癒合した口蓋内部の間葉細胞中に一部、消失途中と思われる上皮組織の残遺とアポトーシス小体が確認された。BrdU投与群では口蓋板は離開し、先端の上皮は鼻腔側、口腔側の上皮と比較し菲薄な扁平上皮であった。さらに免疫組織学的に、TUNEL法を用いたDNAfragmentationの観察、アポトーシスの実行経路としてTNF(腫瘍壊死因子)類似のファミリーであるFas/Fas ligandを介する経路について検索した。結果はいずれも正常発生群において陽性細胞を認めたが、BrdU投与群で陽性細胞を認めず、二次口蓋癒合部の正中上皮細胞の消失にアポトーシスの関与が示唆され、BrdUによる口蓋裂発生はアポトーシスの不履行によるものと考えられた。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi