研究概要 |
正常群における細動脈は、アセチルコリン投与前の血管径の平均31.9【+-】15.7μmに対し,アセチルコリン投与後の血管径の平均は35.4【+-】17.4μmと有意に拡張が認められた。細静脈においてはアセチルコリン投与前の血管径平均24.7【+-】7.1μmに対し,アセチルコリン投与後の血管径平均は25.3【+-】7.6μmと有意差は認めなかった。また細動脈においてアセチルコリン投与後約30秒で血管径は最大になり,約2分で元に戻った。好中球粘着数は、1000μm2当たりに粘着した好中球の数を測定した。細動脈においてfMLP投与前は0,投与後も0でした。細静脈においてはfMLP投与前が0,投与後が11【+-】3であった。 糖尿病群における細動脈ではアセチルコリン投与前の血管径の平均41.3【+-】8.2μmに対し,アセチルコリン投与後の血管径の平均は42.3【+-】8.4μmと有意差は認められなかった。細静脈においてはアセチルコリン投与前の血管径平均31.6【+-】7.2μmに対し,アセチルコリン投与後の血管径平均は33.1【+-】7.6μmと有意差は認めなかった。糖尿病群の好中球粘着数は、細動脈においてfMLP投与前は0,投与後も0でした。細静脈においてはfMLP投与前が0,投与後が3【+-】3であった。
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