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IL-12徐放製剤のマウス扁平上皮癌に対する抗腫瘍効果についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672344
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 外科系歯学
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

小堀 実  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (90186784)

研究分担者 湯川 善弘  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (10210585)
笹倉 裕一  神奈川歯科大学, 歯学部, 講師 (80121002)
研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードIL-12 / 扁平上皮癌 / リポソーム / Drug-delivery-system / NR-51 / IFN-γ / D・D・S
研究概要

ヒト悪性固形腫瘍に対する生物学的反応修飾生物(BRM)療法の治療効果は他の治療法の成績を凌駕するには至っていない。これまでのわれわれのInterleukin-2とInterferonーβの併用療法の検討でも形質細腔種X5563には高い抗腫瘍効果を認めたが扁平上皮癌NR-B1に対してはほとんど無効であった。そこで今回近年発見されたサイトカインのなかでもっとも高い抗腫瘍活性を示しTh1型の細胞性免疫を誘導するInterleukin-12(IL-12)に注目し、IL-12のNR-S1に対する抗腫瘍効果と、さらに腫瘍局所濃度を維持するためにリポソームを用いたDrug delivery systemとの併用効果について検討をおこなった。IL-12は腫瘍局所投与、腹腔内全身投与のいずれにおいてもNR-S1担癌マウスに対する腫瘍増殖抑制と生存日数の延長を認め、さらにリポソームを用いたDrug delivery systemによってその効果は増強された。この抗腫瘍メカニズムに関しては今後さらに詳細な検討を加えていく必要があると考えられるが本研究では徐放効果による血中IFN-γ濃度の維持が関与していると思われた。口腔領域の悪性腫瘍はほとんどの場合直視直達可能な部位に存在し抗腫瘍性物質を腫瘍局所に効果的に投与できるため、さらなる研究を重ねていけば本治療法は有効な癌免疫療法になり得ると考えられた。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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