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骨格性下顎側方偏位症例における顎顔面形態、顎機能、身体姿勢の関連性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672360
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関新潟大学

研究代表者

山田 一尋  新潟大学, 歯学部・附属病院, 講師 (40182521)

研究分担者 関 康弘  新潟大学, 歯学部, 助手 (20251837)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード身体姿勢 / 重心動揺 / 外科的矯正治療 / 骨格性下顎骨偏位症 / 顎運動 / 頭部X線規格写真
研究概要

咬合の改善により重心動揺が改善することが報告されているが,外科的矯正治療による顎態の変化に伴う変化については不明な点が多い.
10名の骨格性下顎骨偏位症例の外科的矯正治療前後の顎運動,3次元顎態模型分析,咬合力分析,重心動揺,頭部X線規格写真を用いた顎顔面形態の分析を行い,以下のことが明らかにされた.
1.CADIAXによる顎運動所見では,手術後,開閉口,側方,前方運動ともに非対称性が改善した.
2.オクル-ザを用いた咬合力解析では手術後左右の非対称性が改善した。
3.フェースボウトランスファーによるSAM咬合器マウント,3次元デジタイザーを用いた各歯の咬頭傾斜,咬合平面,ウィルソン平面の測定結果から,手術後咬合湾曲の非対称性が改善した.
4.手術前および手術後,重心動揺の距離と面積は安静位によりも咬頭嵌合位で小さい値を示した.
5.手術後,閉眼,咬合位での重心動揺の面積は減少する傾向を示した.
6.手術後,開眼,安静位の重心動揺の面積,距離は変化を示さなかった.
7.手術後,アトラスの厚さと重心動揺の距離が相関を示した.
以上の結果から重心動揺の改善は外科的矯正治療による顎骨の位置変化に伴う頭位のバランスの変化および咬合の改善などにより改善したものと推察された.骨格性顎偏位症例の外科的矯正治療により顎顔面形態が改善するばかりでなく顎運動,咬合力バランスの改善および身体のバランスが改善することが明らかになった.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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