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唾液蛋白シスタチンおよびシスタチン遺伝子ファミリーの遺伝的多型に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672387
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

水口 清  東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00133380)

研究分担者 新谷 益朗  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60171071)
花岡 洋一  東京歯科大学, 歯学部, 講師 (30180912)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード唾液タンパク / シスタチン遺伝子ファミリー / 遺伝的多型 / CST1 / 非ヒト霊長類
研究概要

多検体の耳下腺唾液を試料として酸性ゲル電気泳動後の抗シスタチンS抗体を用いたイムノブロット法により、2種の個人的変異を有する多型性シスタチンを見い出し、仮にシスタチンSP1、SP2と名付けた。家系調査によりSP1(+)、SP2(+)型がそれぞれSP1(-)、SP2(-)型に対して常染色体性優性に遺伝していることがわかり、日本人における遺伝子頻度はSP1+=0.12、SP2+=0.1であった。これらの多型とtype2シスタチン遺伝子ファミリーとの関連を検討している過程で、CST1遺伝子のExon1の5´端から78番目の位置にG→Aのnon-sense mutationが存在することが明らかとなった。この変異はMnl1の制限 酵素認識部位の有無で識別が可能であったため、Exon1のPCR産物を用いて多検体について検討したところ日本人において多型的であり、それぞれの遺伝子頻度はCST1^<78G>=0.66、CST1^<78A>=0.34であった。非ヒト霊長類のミドリザル(Ca)、アカゲザル(Mm)、ニホンザル(Mfu)、マントヒヒ(Ph)、カニクイザル(Mfa)(旧世界ザル)、ワタボウシタマリン(So)(新世界ザル)の唾液および血液を用いてtype2シスタチン遺伝子ファミリーの比較を行ったところ、いずれの種にも唾液中にはシスタチンS、SN、Dと関連するタンパクが見い出された。Mm、Mfu、Ca、Ph、SoのDNAを用いてCST1〜5のPCR増幅を行ったところ、すべての遺伝子のExon3部分の配列が得られ、非ヒト霊長類にもシtype2スタチン遺伝子ファミリーが存在することが明らかとなった。各配列はいずれもヒトとは異なる配列変異を有し、さらにCST3座位を除いたCST1、2、4、5の配列は、Mm、Ph、Ca、Soのそれぞれの種に特徴的な変異が存在し、一部の霊長類に共通する変異も存在した。申請者らが見出したSP1、SP2の多型については今後さらに遺伝子座位との関連を検討していくつもりである。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 羽賀俊明: "DNA多型" 東洋書店, 136-140 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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