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抗ウイルス活性化合物の探索を志向する天然有機化合物の合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672425
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 化学系薬学
研究機関大阪大学

研究代表者

田中 徹明  大阪大学, 薬学部, 助教授 (40116059)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードmacrocarpal A / macrocarpal B / macrocarpal C / macrocarpal G / 全合成 / HIV-RTase阻害作用 / アロマデンドラン / イソペンチルフロログルシノール
研究概要

天然にはアロマデンドラン骨格を有するセスキテルペン類が数多くしられているが,最近,このアロマデンドラン型化合物と他の有機残基(イソペンチルフロログルシノール)とがカップリングした化合物がいくつか見い出されている.その中のmacrocarpal A,B,CはHIV-RTase阻害作用を有する興味ある化合物である.HIVに有効な薬物の発見を目的に,天然物を始め,種々の誘導体の合成研究に着手した.
既に合成法を確立しているアロマデンドラン類の合成研究の際に重要合成中間体として設定した3環性化合物のエノンのα′位と,イソペンチルフロログルシノールのベンジル位とのカップリング反応によるmacrocarpal類の合成を計画した.カップリング反応の際,ベンジル位の立体化学に関する2種のジアステレオマ-の生成が予想される.上記macrocarpal類のうち,AとCは同じ配置であり,CはAの脱水体である.また,BはAとはベンジル位の立体化学に関するジアステレオマ-の関係にある.しかしながらBの脱水体は未だ天然から見いだされていない.本間,村田らの報告にある立体構造未決定のmacrocarpal Gがその脱水体に相当するのではないかという仮説のもと,macrocarpal C,Gの全合成にとりかかった.上記カップリング反応は立体選択性は低いが,得られる2種の立体異性体はそれぞれ天然物へ誘導しうるものである.一方のカップリング体を,種々の官能基変換の後macrocarpal Cに導くことにより全合成を達成した.現在,もう一方を変換中である.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Tetsuaki Tanaka et al.: "Synthetic Studies on Aromadendrane-Type Compounds. III. Stereoselective Total Syntheses of (+)-Aromadendrene and (-)-Alloaromadendrene" Tetrahedron. 52. 4257-4268 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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