研究課題/領域番号 |
08672447
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
榛澤 雄二 東京薬科大学, 薬学部, 助教授 (10096688)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 前固期遷移金属 / ジルコノセン-ブテン錯体 / 触媒反応 / ジアステレオ選択的合成 / 位置選択的反応 / 不斉合成 / ハイドロジルコネーション / ジルコノセン-(1-ブテン)錯体 / エポキシオレフィン / 不斉触媒反応 / 環変換反応 / Schwartz試薬 / ビニルエポキシド / ビニルシクロアルカン / ジアステレオ選択性 / ジルコノセン等価体 / Z-アリルジルコノセン |
研究概要 |
触媒量のジルコノセン-(1-ブテン)錯体("Cp_2Zr")を用いたビニルシクロプロパン誘導体の位置選択的開環反応を見出し新規π-アリルジルコノセン錯体の生成を明らかにした。化学量論量の"Cp_2Zr"を用いたビニルシクロプロパン誘導体の位置選択的開環反応はステロイド側鎖の効率的な合成に応用された。さらにα-位にビニル基を有しα'-位に脱離基を有する酵素あるいは窒素へテロ環化合物と"Cp_2Zr"との反応は効率良く進行し、炭素環上化合物を立体選択的に与えることを見出した。本反応の反応機構は鎖状エポキシあるいはアジリジン中間体への分子内Z-アリルジルコノセン部位の求核環化反応により進行していることを明らかにした。4価ジルコノセン錯体試薬としてSchwartz試薬を用いエポキシオレフィン誘導体との反応を行うオレフィン部位へのハイドロジルコネーションが優先し、続くS_N2型分子内求核反応により立体特異的に炭素環状化合物が得られることを明らかにした。特に、ビニルエポキシド誘導体では高収率でシクロプロピルカルビノール体を与えシクロプロパン環上の置換基の立体化学は高立体選択的なハイドロジルコネーションに基づいていることを明らかにした。 新反応の不斉触媒反応化は未だ目的とする段階には達していないが、申請者が既に報告しているアリルエーテルと"Cp_2Zr"との反応によるZ-アリルジルコノセンの生成、続くカルボニル化合物へのアリル化反応の不斉触媒反応化と併せて鋭意検討中である。
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