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電気泳動法によるガン細胞表面の物理化学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672486
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 物理系薬学
研究機関東京理科大学

研究代表者

大島 広行  東京理科大学, 薬学部, 教授 (60176873)

研究分担者 牧野 公子  東京理科大学, 薬学部, 講師 (40147509)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード電気泳動 / ガン細胞 / 柔らかい粒子
研究概要

本研究の研究代表者である大島が1994年に完成させた「柔らかい粒子」(滑らかな表面をもつ剛体粒子と異なり、細胞のように表面に高分子電解質の層をもつ粒子)の電気泳動理論は、現在、内外の多くの研究グループによって、細胞やそのモデル系の電気泳動移動度の解析に応用されている。平成8年度における本研究の成果は次の2点である。まず、第1点は、ガン細胞が多くの場合、遊離した粒子の形状をとるのではなく、平面状の組織中にあることに注目し、「柔らかい平面」上の電気浸透流速に関する理論を完成させ、実際に、牧野等により、実際のガン組織表面の測定・解析に応用したことである。第2点は、これまで「柔らかい粒子」の電気泳動理論を細胞の電気泳動に応用する際に、細胞分散媒のイオン強度を広範囲にわたって変化させなければならなかった点に関係している。このため、細胞を過酷な条件下に置かざるを得ない。そこで、われわれは、従来の静的な理論にかわり、振動電場中の電気泳動に関する動的な電気泳動理論を完成させた。この理論を適用すれば、イオン強度のかわりに、外部電場の振動数を変化させ、移動度の振動数依存を解析することにより、粒子の表面に関する情報を得ることができる。この理論は剛体粒子に関するものであるが、現在、「柔らかい粒子」を対象にした理論を完成させつつある。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 大島広行: "Electrokinetic Phenomena of Polymer-Coated Particles" Recent Res.Devel.in Polymer.Sci.1. 21-32 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 牧野公子: "Electro-osmotic Studies of Endothelial Cell Surface" Colloids and Surfaces B : Biointerfaces. 7. 235-238 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 大島広行: "Electrophoretic Mobility of Polyelectrolyte-Adsorbed Colloidal Particle" J.Colloid Interface Sci.185. 269-273 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 大島広行: "細胞等コロイド粒子の電気泳動の解析" 生物物理. 36. 295-296 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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