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マイクロダイアリシス-HPLC蛍光法による脳内生理活性アミン類の自動計測法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08672493
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 物理系薬学
研究機関福岡大学

研究代表者

山口 政俊  福岡大学, 薬学部, 教授 (50117280)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード生理活性アミン / セロトニン / ノルエピネフリン / 微小透析 / 液体クロマトグラフィー / ベンジルアミン / 蛍光検出 / 脳機能 / マイクロダイアリシス / HPLC / カテコールアミン / インドールアミン / カチコールアミン
研究概要

脳内には極く微量で極めて強い生理的役割を担っている生理活性物質が多く存在している。これらの脳内生理活性物質の中で、セロトニンやノルエピネフリンなどの生理活性アミン類は、脳機能のコントロールや抑制に係わる神経伝達物質の一つとしてよく知られている。さらに、攻撃性行動、片頭痛、鬱、カルチノイド症候群などの病的状態と強く関連があることも知られている。すなわち、これらアミン類の脳内での挙動を探索することは、脳機能の解明の一助になるはずである。一方、種々の中枢神経に作用する薬物が開発されており、その一部は脳機能改善薬として広く使用されている。それらの薬物の生理作用と脳機能との相関を精査することは、薬物の効果的使用法やより有効な脳機能改善薬の開発につながるはずである。このような背景から、脳内生理活性アミン類の経時的変化を詳細に追及することのできる脳機能探索システムの構築を試みた。
最近、脳内神経伝達物質のインビボ計測に微小透析サンプリング法が有効であることが見いだされ、実験小動物の神経伝達物質の継続的測定に広く適用されている。しかし、生理活性アミン類の微小透析分析は、それらアミン類の検出手段として高選択性及び超高感度性が要求されるため、必ずしも有効な計測法が無いのが現状である。今回、微小透析法、マイクロ高速液体クロマトグラフィー及び選択的蛍光誘導体化法を組合わせることに基づく脳内生理活性アミン類のインビボ計測システムを構築した。これは、ラット脳からの微小透析液に含まれるアミン類を、ベンジルアミンで蛍光誘導体化し、HPLCで分離・検出することに基づく。本計測法を病態小動物や脳機能改善薬の評価検討に実用し、本システムの有効性を確認した。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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