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動脈硬化巣におけるマクロファージの増殖とスカベンジャー受容体の関与

研究課題

研究課題/領域番号 08672535
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物系薬学
研究機関帝京大学

研究代表者

山崎 正利  帝京大学, 薬学部, 教授 (00107393)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1996年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード動脈硬化 / マクロファージ / スカベンジャー受容体 / サイトカイン / TNF-α
研究概要

我々は、変性した脂質がマクロファージに蓄積されると、マクロファージが分裂、増殖する事を見いだし、発表してきた。変性脂質がスカベンジャー受容体を経て、血管壁のマクロファージ内部に取り込まれ、その刺激によりマクロファージが分裂し、多数の泡沫細胞となって蓄積する事が、動脈硬化成立機序に重要な意味をもつと考えられる。
一方、マクロファージは炎症などに関わるサイトカインを放出したり、各種サイトカインによりその機能が制御を受けていることが知られている。すなわち、マクロファージが関与する動脈硬化巣も、各種サイトカインによりその病巣は影響を受けている可能性が考えられた。
従って、マウスのマクロファージを用い、過酸化や化学修飾を受けたリポ蛋白、リン脂質などがスカベンジヤ-受容体に取り込まれる事により、マクロファージの増殖・泡沫化を誘導する系に、サイトカインを共存させ、その効果を調べた。炎症性サイトカインとして、インターフェロン_γ、TNFを用いたところ、増殖が促進された。一方、抗炎症性サイトカインとしてインターロイキン-4、10、TGF-βなどを用いたところ、増殖の抑制が観察された。
さらにスカベンジャー受容体の関与の程度を明らかにするために、各種サイトカインの有無によりスカベンジャー受容体のmRNA量がどのように影響を受けているかを調べたところ、活性と相関した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Toshinori SASAKI: "Stimolation of macrophage DNA synthesis by polyanionic substances through binding to the macrophace scarenger" Biol.Pharm.Bull.19. 449-455 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 山崎正利: "TNF-αとそのレセプター" アレルギー科. 2. 475-483 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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