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在宅高齢者の身体・精神機能評価とリハビリテーションシステムの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08672582
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 医療社会学
研究機関名古屋大学

研究代表者

鈴木 重行  名古屋大学, 医療技術短期大学, 助教授 (60179215)

研究分担者 柴田 澄江  名古屋大学, 医療技術短期大学, 教授 (00170895)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1996年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード在宅高齢者 / 評価 / リハビリテーションシステム / 理学療法士 / 作業療法士
研究概要

愛知県の過疎モデル地域に在住する寝たきり,準寝たきり高齢者に対する身体・精神機能評価とリハビリテーションシステム構築上の必要事項について検討した.
結果は以下の通りであった.1.モデル地区在住の寝たきり,準寝たきり高齢者の34.2%に在宅リハビリテーション実施の希望があった.2.研究に参加した理学療法士,作業療法士の勤務先は医療機関が67%,教育関連施設が20%,福祉施設が10%,その他が3%であった.3.寝たきり,準寝たきり状態になってからの平均期間はリハビリを希望した対象者が3.0±2.0年,希望しなかった対象者では6.6±5.5であった.長時間寝たきり状態にある対象者は在宅リハビリテーションの実施を希望しなかった.4.障害老人の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準では,リハビリを希望しない対象者のほうが自立度が低い傾向があった.5.老齢者の総合機能評価では,リハビリを希望しない対象者は排泄(p=0.03),入浴(p=0.03),聴力(p=0.03),尿失禁(p=0.02)の項目で有意に低下していた.6.改訂長谷川式簡易知能評価スケールでは,リハビリを希望した対象者のほうが優れていた(p=0.03).7.在宅リハビリテーションの介入による明らかな効果は認められなかったが,日常生活自立度(寝たきり度)判定基準では,リハビリ群で2段階改善した症例が2例あった.
今回の研究より,地域リハビリテーションの構築のためには,その核となる理学療法士,作業療法士の必要性と専門性を認め,コーディネータとして役割を担うためにもその常勤化が必要と考えられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 橋本淳: "在宅高齢者のリハビリテーションシステムの構築とその問題点に関する研究" 第12回「健康医科学」研究助成論文集. 129-139 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田澄江: "在宅高齢者のリハビリテーションにおける評価法の検討" 愛知作業療法. 6. (1998)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 渡邊利恵: "在宅機能訓練事業ににおける評価の妥当性と訓練効果判定" 理学療法学特別号. 24. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 渡邊利恵: "地域リハビリテーション参加への試み" 愛知県理学療法士会誌. 9. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 岩瀬義昭: "在宅機能訓練事業における作業療法士の関わり-山村地区の経験から-" 作業療法特別号. 16. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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