研究課題/領域番号 |
08672625
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
藤井 恵美子 東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (20075493)
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研究分担者 |
入江 かをる 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (50075496)
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研究期間 (年度) |
1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | エンドトキシン / 細静脈血管透過性亢進作用 / 一酸化窒素 / プロスタグランジン |
研究概要 |
エンドトキシン(LPS)ショックには血管透過性亢進が役割を演ずると考えられる。そこでLPSの血管透過性亢進作用のメカニズムを知る目的で、一酸化窒素(NO)やプロスタグランジンが血管透過性亢進に関与しているかどうかを調べた。 1.皮膚色素漏出法による成績 1)マウスの背部皮下にLPSを投与し、投与部位における血管透過性亢進作用を、ポンタミンスカイブルーを用いた色素漏出法により調べた。LPS投与による色素漏出量増加は遅効性で、投与1時間後よりみられ、その増加は用量依存性であった。 2)LPSによる血管透過性亢進作用にNOおよびプロスタグランジンが関与するかどうかをそれぞれの合成酵素阻害薬を用いて調べた。LPSによる色素漏出量増加か、NO合成酵素(NOS)阻害薬のL-ニトロアルギニンメチルエステル(L-NAME)およびアミノグアニジン[誘導型NOS(iNOS)選択的]で抑制され、シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害薬のインドメタシンやNS-398[誘導型COX(COX-2)選択的]でも抑制されたので、LPSによる血管透過性亢進は、少なくともiNOSやCOX-2により産生されるNOゃプロスタグランジンを介することが示唆された。 2.air-pouch法による成績 マウスの背部皮下にair-pouchを作り、ポンタミンスカイブルーの尾静脈内投与後、LPSをair-pouch内に注入して作製した急性炎症モデルのair-pouch内滲出液を、皮膚における血管透過性亢進部位の代用と考え、LPS投与後のNOおよびプロスタグランジンの産生量の測定やNOSおよびCOX活性を定量出来るかどうかを試みた。LPS投与後、air-pouch内の滲出液量および色素漏出量は増加した。滲出液を用いたNOやプロスタグランジン産生および酵素活性の定量については検討中である。 〔結論〕マウスの皮膚を用いた色素漏出法により、LPSによる急性炎症時の血管透過性亢進作用は、iNOSやCOX-2により産生されるNOやプロスタグランジンを介することが示唆された。
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