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リンゴの酵素的褐変の遺伝子レベルでの解析と制御

研究課題

研究課題/領域番号 08680008
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 家政学
研究機関お茶の水女子大学

研究代表者

村田 容常  お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (60210051)

研究分担者 本間 清一  お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (50017240)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワードリンゴ / 酵素的褐変 / ポリフェノールオキシターゼ / 発現 / アンチセンス
研究概要

リンゴを切ると褐変する。この反応は最初の過程を触媒するのがポリフェノールオキシターゼ(PPO)で、食品加工・保蔵上重要な酵素である。リンゴのPPOは我々が1992年に単一のタンパク質として単離し、昨年度はクローニングに成功した。ここでは、まずPCR法で増幅したPPO遺伝子(シグナルペプチドを有する前駆体及びそれを除いた成熟型の両者)を大腸菌で大量に発現させる系を確立した。培養菌体を可溶化後、SDS-PAGE及びWestern blotで分析すると多量のPPOタンパク質を認めた。しかし、活性のあるPPOを得ることはできなかった。次に、PPOの発現を分子生物学的に制御したリンゴ細胞を作製することを試みた。ベクター(pBl121)へリンゴPPOのセンス及びアンチセンスDNAを挿入し、3親接合法によりAgrobacteriumへ導入した。リンゴのシュートをin vitroで増殖させ、得られた多数のシュートの葉片を用い、AgrobacteriumによりPPODNAを導入した。現在MS培地を基本とする耐性マーカーの抗生物質を含む再生培地で培養し、組み換え体の選択と再生を行っている。その時得られたカルスのGUS活性を測定したところ、活性のあるカルスが認められ、組み替えリンゴ細胞の形成を確認した。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 春田美好,村田容常,本間清一: "大腸菌および酵母におけるリンゴポリフェノール酸化酵素の発現と活性化について" 日本農芸化学会誌. 臨時増刊号71巻. 306- (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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