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既婚女性の生活時間配分に与える家事労働の社会化の影響に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08680021
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 家政学
研究機関広島大学

研究代表者

平田 道憲  広島大学, 教育学部, 助教授 (30111660)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1997年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード生活時間 / 家事労働 / 女性就業 / 家事サービス / 家事労働の社会化
研究概要

1社会生活基本調査のデータを用いて有職既婚女性と無職既婚女性の家事労働時間を年齢、家族構成をコントロールして比較した。年齢、家族構成をコントロールしても無職既婚女性の方が家事労働時間が長い。
2本研究独自の調査として、夫婦を対象とする生活時間調査を実施した。調査内容は夫婦の二日間の生活時間および家事労働の社会化を中心とした研究課題に関連する事項に関する質問である。調査から明らかになった成果は次のとおりである。
3外部サービスの利用は、有職者の方がよく利用するものもあるが、職業の有無で大きな違いがないものもある。家事労働の社会化によって家事労働時間が短くなる場合もある。
4家事労働の社会化に対する夫と妻の態度を「家事サービスの利用」、「家事労働の手抜き」に対する意識からとらえた。家事サービス利用に関する態度項目では妻も夫も家事労働はサービスに頼らず家族の手によって行いたいと考えるものが多い。家事労働の手抜きには夫より妻の方が肯定的である。
5家事労働の社会化に対する態度と家事労働時間との間には関連がある。家事労働のサービス利用に積極的な考え方をもち、家事労働を省略しようとする者の方が家事労働時間は短い。
6以上の成果をまとめると、家事労働の社会化は、就業形態のように家事労働時間に対して明瞭な影響を与えるものではないが、家事サービス利用の有無、家事労働の社会化に対する態度をとおして家事労働時間に影響を与えている側面があることが明らかになった。今後の研究の展望としては、世帯の家事労働総量を規定する要因の一つとして、家事労働の社会化を探求することをあげることができる。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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