研究課題/領域番号 |
08680035
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
家政学
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研究機関 | 郡山女子大学 |
研究代表者 |
依田 敏行 郡山女子大学, 家政学部, 教授 (10124637)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 活性酸素 / フリーラジカル / 食品 / スパーオキシド / 過酸化水素 / 加熱変性 |
研究概要 |
研究代表者の疾病(筋の特定疾患いわゆる難病)により結果の取り纏めに著しい遅滞が生じた。遺憾に思う。 1.微弱発光計測装置本体の一層の高感度化と高精度化がなされた。 2.一連の活性酸素種生成の初段階に当たるスーパーオキシドの生成が加熱変性させたタンパク質性食品で捕捉された。 3.同様に、スーパーオキシドの生成が薫製食品から検出された。 4.ビーフステーキの焦げ部分からスーパーオキシドの生成が観察された。 5.非タンパク質性食品、単純なブドウ糖のような炭水化物性食品も、一定の加熱変性を受けると、スーパーオキシドを生成することが知られた。加えて、スーパーオキシドの生成に次いで、過酸化水素の生成と蓄積が認められた。 6.微弱発光計測装置本体の高感度化により、非加熱の糖類溶液や、糖質とアミノ酸の混合溶液から微量のスーパーオキシドの生成と、過酸化水素の生成・蓄積が確認された。 7.血清アルブミンに吸着させたタバコの煙試料からスーパーオキシドの生成が、食品の場合と同一の方法で捕捉された。 8.植物性食品に多く含まれるポリフェノール類は、このように観察された活性酸素種の生成を効果的に抑制した。
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