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癌細胞のコレステロール代謝とミネラル代謝に関連する制癌研究

研究課題

研究課題/領域番号 08680037
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 家政学
研究機関共立女子大学

研究代表者

高宮 和彦  共立女子大学, 家政学部, 教授 (40086723)

研究分担者 阿部 真帆  共立女子大学, 家政学部, 助手 (10255375)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード癌の悪性度 / 酸化型ビタミンCの制癌性 / 癌細胞コレステロール量 / クロフィブレート / プラバスタチン / コレステロール取り組みと制癌 / Caの吸収と腓骨強度 / 銅キレートの制癌性
研究概要

1,エールリッヒ腹水癌細胞は増殖に当り膜成分であるコレステロール(CHL)を取り込む。マウス皮下に接種した場合に顕著な増殖を示す同癌細胞のCHL量は10^9細胞当り3〜6mgの範囲であった。そこで同癌細胞に対するCHLの供給を阻害することで細胞増殖が抑制されるのではないかと考え,肝CHL合成を阻害するクロフィブレート(Clf.)とブラバスタチン(Prav.)を同癌細胞を腹腔内ないし皮下に接種したマウスに投与したところ,Clf.は20mg/kgまたはPrav.は400mg/kgの投与量で,それぞれエールリッヒ癌を含む4種類の異なる癌細胞の増殖を抑制し,DAsAの制癌性が確認された。
2,ビタミンCの示す制癌作用は酸化型のデヒドロアスコルビン酸(DAsA)によることをマウスのエールリッヒ癌細胞で知見しているので,8年度はDAsAの他の癌種に対する制癌作用を検討した。1項同様にDAsAはエールリッヒ癌を含む4種の癌の増殖を抑制し,DAsAの制癌性が確認された。またDAsAの制癌機構としては発癌性の低分子アルデヒドの消去効果が示唆された。
3.癌細胞の接種時に著量のCaが腹水内に移行し蓄積されることから,胆癌時の骨強度に与える影響を検討した。8年度はマウス腓骨の強度測定を試みた。食餌中のCa分の体内吸収とマウス腓骨の強度が摂取するタンパク質に強影響されることを確認し,食餌中の乳類タンパク質と魚肉タンパク質の添加がCaの吸収と腓骨強度を顕著に高めることを知見した。
4.癌細胞が増殖に当りミネラルの特に銅を取り込むことを知見しているので,8年度より植物色素の銅キレートの制癌性を検索している。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高宮和彦,奥森詔子: "癌細胞に対するコレステロール供給阻害の制癌効果" 第15回日本栄養・食糧学会大会. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuhiko Takamiya,Maho Abe,Emi Tsukamoto,Miyako Muraga,Naoka Watanabe: "Antitumor Activity of Dehydro-ascorbic Acid,and the Maillard Reaction Products" 16Th International Congress of Nutrition (Montreal,Canada). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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