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各種調身・調息法における姿勢と呼吸の分析

研究課題

研究課題/領域番号 08680087
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関筑波大学

研究代表者

浅見 高明  筑波大学, 体育科学系, 教授 (10015761)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード東洋的修行法 / 調身 / 調息 / 整体法 / 気功法 / 西野流呼吸法 / 脊髄呼吸 / 足芯呼吸
研究概要

目的 武道をはじめとする東洋的修行法では,丹田をきたえるためには,正しい姿勢(調身)とともに正しい呼吸(調息)が必要であることが説かれている。姿勢と呼吸の関連性については,過去の研究からいくつかの知見が得られている。しかし,東洋的修行法を対象として,姿勢と呼吸との関連を検討している研究は極めて稀であり,調身と調息の効用は未だ明らかにされていない。そこで本研究では禅や武道の各種修行法,ならびに気功法,養生法における姿勢と呼吸法に着目し,各種修行法中の呼吸と姿勢との関連をみようとしたものである。
被検者 被検者は整体法(整体協会)の指導者1名(T.Y.,男性,修行年数33年,169.2cm,58.5kg),気功法の指導者1名(T.O.,男性,修行年数10年,177.1cm,68.8kg),および西野流呼吸法の実践者1名(N.K.,女性,修行年数4年,161.5cm,43.4kg)であった。
結果 被検者T.Y.の脊髄呼吸では,正座・立位では安静時と同様の順式と思われる波形をしているが,仰臥位においては呼気の開始と同期して胸部の拡張を示す波形がみられた。呼気の際に胸郭が拡張するというのは,通常では考えにくい現象である。
次に被検者T.O.の静功時の呼吸波形は,順式と判断されるものであった。特に部分的に呼気と同時に胸部が拡張する傾向がみられ,順式の腹式呼吸を行っていることが示唆される。
被検者N.K.の足芯呼吸では,前半部分は体幹からの波形が複雑な動きを示しており判別は難しい。しかし後半部分では下腹部が胸部・上腹部と逆の変化をしており、逆式の呼吸が行われていることがわかる。また,同時に姿勢についての計測を行ったところ,呼吸法を行う際に腰反姿勢をとる場合と,逆に背中を真っ直ぐにしたまま臀部を引っ込めた姿勢をとる場合の二通りの姿勢の調え方がみられた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 浅見高明: "東洋的修行法における呼吸運動の分析" 武道学研究. 29巻2号. 60-68 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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