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安全性からみた剣道用具の規格化に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08680098
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関東京農工大学

研究代表者

百鬼 史訓  東京農工大学, 工学部, 教授 (20126296)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード剣道用具 / 安全性 / 規格化 / 打撃力
研究概要

1.打撃力測定による剣道具の緩衝性能からみた規格値の検討
自作の打撃力測定装置を用いて各年齢層(小学生・中学生・高校生・大学生、成人)の剣道競技者の正面及び小手打撃力を測定した結果、正面打撃における垂直分力の最大打撃力値では男子小学生で平均94.6±29kgf,中学生115.8±42kgf,高校生120.2±42kgf,そして大学生では120.8±23kgfと年齢が高くなると大きくなる傾向があるものの高校生と大学生ではほとんど差が認められなかった。さらに女性の場合は78kgfから107kgfと男子よりは打撃力は小さかった。小手打撃においては97kgfから127kgfと正面打撃より大きくなる傾向にあった。また、小学生や女性においても大きく竹刀を振る基本打突の場合には大学生と同等の打撃力が発生することも判明した。したがって、廉価のため小学生の剣道具は緩衝性が他と比較して劣っていることから大人と同様の緩衝性能をもたせることが提言された。また、小手の緩衝性能を上げることが安全性の面からも必要と考えられた。
2.剣道具の各種寸法規格値の検討
各年齢層(小学生・中学生・高校生・大学生)の剣道競技者を対象として、その身体形態特性を明らかにするために、一般的生体計測項目に加えて剣道具作成上必要となる各種計測項目について計測を行った。計測調査対象者総数は約1200人であった。各種計測項目値を統計処理を施しパーセンタイル値を算出し、その数値をもとに剣道具の寸法規格を決定することとなった。また、剣道選手の形態的特徴を明らかにすることもできた。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 大矢 稔、百鬼 史訓、横山 直也、山神 眞一: "剣道の正面打撃動作における打撃目標の高低差と打撃力について" 武道学研究. 29・2. 27-35 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Minoru OYA,Fuminori NAKIROI,Naoya YOKOYAMA,Shinichi YAMAGAMI: "Impact Force on the Shomen-uchi Movement in Kendo." Japanese Academy of Budo. Vol.29, No.2. 27-35 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大矢 稔, 百鬼 史訓 他2名: "剣道の正面打撃動作における打撃目標の高低差と打撃力について" 武道学研究. 29.2. 27-35 (1996)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 百鬼史訓: "剣道具規格化のための打撃力に関する基礎的研究" 武道学研究. (予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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