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ウェーブレット解析におるトレーニングの適時性に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 08680145
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 体育学
研究機関愛知工業大学

研究代表者

藤井 勝紀  愛知工業大学, 工学部, 講師 (10165326)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
キーワードウェーブレット解析 / トレーニング / 適時性 / MPV / WIM / 発育速度曲線
研究概要

研究の目的:トレーニングの適時性の意味について、成長学的に観て、人が身体的にトレーニングされうる可能性を示す適切な時期と概念規定し、その意味において、成長学の立場から、運動選手群および一般群の身長と体重における発育速度曲線のパターンとそれに現れるMPVを、ウェーブレット解析によって明確にしょうとしたものである。特に、ここでは男子について報告するものである。
研究の方法:高校3年時点で、全国レベルに到達している男子の運動選手(50名:バスケットボール、バレーボール、野球、陸上競技、)において、小学1年から高校3年までの身長と体重の縦断的測定値が得られた。得られた男女の身長、体重の発育現量値に対して、エェ-ブレット解析を適用し、発育現量値曲線および速度曲線をコンピューターシミュレーションにより描いた。そして描かれた速度曲線からMPVを特定し、身長と体重におけるMPVの関係を検討した。
研究の結果と考察:運動選手群の身長、体重の発育現量値にWIM(Wevelet Interpolation Method:ウェーブレット補間法)を適用し、発育速度曲線とMPV年齢を求めた。その結果、MPV年齢は先の研究で示された一般男子のMPV年齢と比較して早く出現することが示された。このことは、今までに経験的には示唆されているようであるが、明確な根拠を示した報告はない。したがって今回、ウェーブレット解析により始めて明確な理論的根拠の基に解明されたと考えられる。
そして、ここで扱われている全国レベルの運動選手群は少なくとも中学、高校の6年間のトレーニングを継続してきた者達と考えれば、ちょっど身長のピーク年齢(MPV年齢)を経過したころからのトレーニング効果が高校に入学して示されたと考えられる。つまり、身長のMPV年齢がトレーニングの適時性に大きく関与していることが推察される。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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