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モンスーンアジアと北大西洋周辺地域の歴史時代の気候変動

研究課題

研究課題/領域番号 08680186
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 自然地理学
研究機関富山大学

研究代表者

田上 善夫  富山大学, 教育学部, 教授 (50145661)

研究期間 (年度) 1996 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード気候変動 / 中世温暖期 / 小氷期 / ヨーロッパ / 日本 / エルニーニョ / データベース / インターネット / 歴史時代 / モンスーンアジア / 北大西洋
研究概要

モ-スーンアジアと北大西洋周辺地域の間での,歴史時代における気候変動の関係の解明を目的とした。継続作成中の「歴史気候データベース」を充実させるとともに,個別的に作成されている古気候データベースなどから資料を得た。それらのデータベース利用により,主に「中世温暖期」と「小氷期」の2つの対照的な気候の期間について,気候変動の比較を試みた。本研究の遂行により達成および解明されたことは,以下である。
1.「歴史気候データベース」の充実
国会図書館や各県立図書館などの古記録から天候・災害記事を収集・整理し,作成中のデータベースに追加することにより,従来の近世のものに加えて,古代と中世においてもデータ数が増大した。
2.内外の古気候データベースとの交換
上記のデータベースなどをインターネット上で利用できるようにした。同URLは,http://edcgeo.edu.toyama-u.ac.jp/である。さらにヨーロッパなどのデータベースからも、古気候データを利用した。
3.歴史時代の気候変動の解明
モンスーンアジアと北大西洋周辺地域では,歴史時代の気候変動には以下のような差異がみられた。
(1)「中世温暖期」において,ヨーロッパでは温暖である一方,日本では温暖はやや不明瞭である。
(2)「小氷期」には,日本の気候変動はエルニーニョの変動との関係が認められるのに対して,ヨーロッパではエルニーニョの変動との関係は不明瞭である。

報告書

(3件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 深井 甚三・田上 善夫: "天保飢饉期,越中氷見町の漁況と漁民-環境史の視点からの考察-" 社会経済史学. 63・5. 579-598 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 田上 善夫: "歴史時代の気候変動研究をめぐって" 富山地学会ニュース. 97・3. 3-7 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Fukai, J.and Tagami, Y.: "An environmental study of fluctuations in the size of the fishing catch and the fishing population of the port of Himi in Etchu Province during the Tempo Famines (1834-1836)" socio-Economic History (Shakai-Keizai-Shigaku). vol.63, no.5. 579-598 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tagami, Y.: "About the study on climatic change in historical times" Toyama Geographical Society News. vol.97, no.3. 3-7 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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