研究概要 |
1. 小学校社会科における授業で,教育の方法及び技術に関する授業を履修している学生や,一般の方がメーリングリストを介して学習支援をおこなう実践を行い,その観察結果の分析により,以下が明らかになった。 ○子どもたちの電子メール環境として,フィルタリング機能をもつメーラの利用がのぞましい。 ○教師,特にネットワークに関して初心者である教師は,電子メール,メーリングリストを多く使いすぎる傾向がるため,ティームティーチングなどの形態をとることにより,情報教育に詳しい教師とペアで指導にあたることがのぞましい。 ○子どもたちに対して有意義な学習支援者を投稿させる要素として.学生をスーパーバイズする大学院生またはコーディネー夕の特性,行動,態度が大きな影響を与える。 2. メーリングリストとフェイス・トウ・フェイスのミーティングとを組み合わせた形式の,大学主催の公開講座におけるコミュニケーションを分析することにより,以下が明らかになった。 ○機器のトラブルに即応できる技術スタッフの充実,特に電子メール,メーリングリストのサーバに関するスタッフの確保が重要である。 ○教師に対するpoliteな対応が重要である。 ○フェイス・トゥ・フェイスのミーティングは,メーリングリストの投稿数に大きな影響をおよぼす。 3.教育用メーリングリストのリスト,メーリングリストを利用するにあたっての留意事項等をまとめた文書等をWebページに公開した。それらのURLは以下のとおりである。http://www.cer.yamanashi.ac.jp/narita/edudir/eml.html http://www.cer.yamanashi.ac.jp/narita/edudir/ryuui.html
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