研究課題/領域番号 |
08680321
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 北海学園大学 |
研究代表者 |
二通 信子 北海学園大学, 教養部, 助教授 (20254691)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | 日本語教育 / アカデミック・ライティング / 思考過程の意識化 / 文章表現機能 / 作文教材 |
研究概要 |
本研究の目的は、留学生のためのアカデミック・ライティングの教材の開発である。本研究では、1.留学生のレポートの問題点、2.学生のレポートについての大学教員に対するアンケート調査、3.日本語作文教科書及び英語のアカデミック・ライティングの教科書等を資料として、教科書のシラバスや各課の指導内容を検討し、教材の試作、留学生の授業での指導及び検討の過程を経て、次のような構成で教科書を作成した。 第I部 文章表現演習の前に(第1課〜6課)-「レポートに使われる文体」、「文の基本」「句読点、記号の使い方」「段落の書き方」など、日本語文章表現の基礎的な知識と技術を学ぶ。 第II部 大学生のための文章表現(第1課〜10課)-「仕組みの説明」「定義」「分類」「比較」「論述」など9つの表現機能に分けて、論理的な文章の書き方を学ぶ。また大学での学習に必要な論理的な思考の方法についても学ぶ。最後の第10課では、それまでの学習のまとめとして「レポートの実例」について学ぶ。なお、試作した教科書は本研究の研究成果報告(冊子)に収録している。 2年間の研究を通して、大学で必要とされるアカデミック・ライティングの指導内容として、1.日本語の文章表現の基礎的な知識、2.事実の客観的な述べ方、3.論理的な思考の方法、3.読み手に分りやすく伝える方法、4.自分の文章への意識化と自己評価能力が必要であることを明らかにした。また、作文指導における読解教材の役割についても整理した。これらは、今後の文章表現指導の研究と指導のための貴重な手がかりとなると考えられる。
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