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データベースシステムにおける分散型スケジューリング手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 08680363
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 計算機科学
研究機関大阪大学

研究代表者

藤井 護  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (00029464)

研究分担者 樋口 昌宏  大阪大学, 基礎工学部, 講師 (00238289)
研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード分散データベース / 並行制御 / スケジューリング / 逐次化グラフ / 局所的コピー
研究概要

分散データベースにおける逐次化グラフを用いた分散制御によるスケジューリング手法に関し,従来提案していたアルゴリズムを基に以下の研究を行なった.
(1)提案アルゴリズムのシミュレーション評価:提案アルゴリズムを種々の環境で用いた場合の有効性を評価するため,種々の条件下でシミュレーションを行ない,トランザクション実行時のスケジューリングのために必要となるメッセージの通信量などを算出した.その結果,提案アルゴリズムは他のアルゴリズムと比べてデータアクセスの局所性の影響を受けやすいほか,分散型データベースを構成するサイト数が多いときにより有効であるということがわかった.
(2)障害回復可能なアルゴリズムの提案:従来提案していたアルゴリズムは,(i)逐次化グラフ検査に時間がかかる,(ii)サイト障害などの故障から回復できない場合が存在する,という問題点がある.この問題を回避しうるスケジューリングアルゴリズムとして,(i)すべての操作をただちに実行しトランザクション終了時にその有効性を検査する,(ii)局所的コピーを用いて実際のデータベースへの書き込み操作を遅らせることにより障害からの回復を可能にする,ことを特徴とするアルゴリズムを提案し,その正当性の証明,シミュレーションによる基本性能の評価を通じて有効性を示した.

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H.Tada,M.Higuchi,M.Fujii and J.Okui: "A Distributed Scheduling Algorithm Using Serialization Graph Testing with Fractional Tag" Transactions of Information Processing Society of Japan. 38・1. 90-100 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] H.Tada,M.Higuchi,and M.Fujii: "A Concurrency Control Using Serialization Graph Testing with Write Deferring" Proc.11th Int'l Conf.on Information Networking. 2. 9C-2.1-9C-2.7 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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