研究課題/領域番号 |
08680373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
橋本 正明 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (20253560)
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研究分担者 |
片峯 恵一 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (00264135)
廣田 豊彦 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (00144402)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | ソフトウェア工学 / 仕様記述言語 / ドメイン依存 / 建築物構造設計 / CAD / システム生成 / 概念モデル / プロセス・モデル / ソフトウエア工学 |
研究概要 |
情報化社会が進展するのにともなって、情報システムは社会のあらゆる部分へ浸透し始めている。そのため、情報システムの広範な活用を可能とするためのアプリケーション開発技術の高度化が不可欠となっている。 このような現状を反映して、ソフトウェア工学の分野では、個々のアプリケーション・ドメインの特徴に依存したアプリケーション開発技術の研究が活発になってきている。そこで、本報告では、建築設計・施工を事例としたドメイン依存の要求仕様記述言語に関する研究を、以下に述べる。 (1) 要求仕様記述言語の研究 既に研究中であった、建築物の構造設計の特徴に依存した、構造設計知識を記述するための要求仕様記述言語BDL(Building Design Language)をベースに研究をおこなった。建築施工に関しては、施工知識の実例を調査することによって、その知識を記述するための言語の要件を明らかにするとともに、モデリングも行なった。建築施工では、特にプロダクト中心のプロセス・モデリングが重要なことが判明した。 (2) 要求仕様記述言語の記述実験と適用の研究 上記のBDLを建築物の意匠設計や設備設計に適用した記述実験によって、構造設計とは異なる、意匠設計や設備設計の特徴を調査した。また、建築CALS(Commerce At Light Speed)の国際コンソーシアムに参加して実証実験も行ない、BDLから見た建築設計データのInteroperabilityの評価も行なった。 (3) 建築CADシステム生成法の研究 上記のBDLから直接、建築CADシステムを自動生成するための方法を明らかにした。プログラム生成法については従来から研究実績を積んでいたので、3段階の中間言語を持たせれば、C++プログラムや、Prologプログラムなどの自動生成が可能なことが判明した。 (4) 建築CADシステムのプロトタイブ実現 上記の記述実験で作成した、構造設計や、意匠設計、設備設計のBDL記述の仕様に、上記の生成法を適用して、建築CADシステムのプロトタイプを生成し、評価を行なった。特に、建築CALSの実証実験では実データを用いたので、有用な結果が得られた。
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