研究課題/領域番号 |
08680381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計算機科学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
大西 淳 立命館大学, 理工学部, 教授 (50160560)
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研究期間 (年度) |
1996 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1996年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | ソフトウェア要求定義 / ソフトウェア要求仕様 / 仕様データベース / ソフトウェア開発 |
研究概要 |
膨大なソフトウェア要求仕様から参照すべき箇所を的確に引き出すとともに分かりやすく提示すること、および要求変更の支援を目標としたソフトウェア要求仕様のデータベース化に関する研究を平成8年度と9年度の2年間に渡って進めた。 我々は要求フレーム、要求フレームモデルは容易に関係データモデルに変換可能であり、動詞を関係とする関係表のタブルに変換できる技術を確立しており、の技術に基づいて進めた。 研究の初年度に当たる平成8年度はタブル単位での検索や保守ができるような手法の確立と、要求仕様のためのデータベースに対する質問言語の設計と検索システムの設計を進め、質問言語処理系を試作した。 要求データベースの検索手法では、質問に答える際に、要求文を具体例もしくは反例として提示するとともに自然な日本語で表現する特長があり、利用者は適切な質問を用意することによって要求仕様の正しさを確認できる。また、要求仕様の更手法として、変更要求をタプル単位で比較することによって、変更部分を局所化し、要求仕様を効率良く変更できるような手法を開発した。 平成9年度は平成8年度に確立した要求仕様データベースのタプル単位での検索や保守手法のシステム化と、ビジュアルに表現された要求のデータベース化および日本語で記述された要求から得られるデータベースとビジュアルな要求から得られるデータベースをマージし、整合性をとる手法の確立と手法に基づいた処理系の試作を行なった。さらに在庫管理システムの要求仕様を例題として、手法と試作した処理系に適用することによる有用性の評価を行なった。
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